アンメット & 4月期ドラマ &…

2024-07-05 09:46:43 | ドラマ
花ちゃんの映画を観たので、ここではドラマの話を。

今さらですが、ドラマ「アンメット」の花ちゃんと若葉君の演技が素晴らしかった!

編集もわざと2人の間を大事にした長回しがめちゃくちゃ良かった。

若葉君のあのツンのお芝居は新鮮だった。今まで優しい役が多かっただけに。

もちろん、2人だけでなくバーチーも岡本天音君も絵梨花ちゃんもその他のキャスト陣も、ゲストさんも含め皆さん素晴らしかった。

普段癒やしキャラのバーチが、若葉君に対して不貞腐れた演技がめちゃくちゃリアルで良かった。あと、食事シーンでは必ず左手で食べていたのも役作りとして素晴らしい!

絵梨花ちゃんの冷静な嫉妬ぶりもリアルだったし、まさか天音君があんな癒しキャラな役が出来るとは思ってなかった。2人のシーンは結構端折られたのでは?という印象がある。

吉瀬美智子さんの最初の頃の鉄の女キャラもカッコ良かった!

井浦新さんは、吾郎ちゃんにしか見えなかったけどねm(__)m


ゲストの方も含め、キャスト陣のリアルな感情と間が本当にピカ一だった。

ゲストと言えば、YouTubeのCONECOフィルムの赤間麻里子さんが出演された時は、人選ナイス!と思った。

ワンクールという日数も時間も限られている中で、役者陣の間を大事にした編集が本当に素晴らしくて、ドラマじゃなくてドキュメンタリーを観てる感覚だった。それくらい生きた人物を魅せる脚本演出だったと思う。だから、編集しきれないから昨今では珍しく11話まであったのかと推察。

もちろん、演技だけでなくドラマの内容も良かった。

ま、ニコールの「リピーテッド」に似た設定には驚いたけど…。ぶっちゃけ、記憶がなくなってからの日記は、ドラマが始まってからじゃないからとても一冊だけだとは思えないし、出勤前に全て読み切れるとは思えないから、設定上リアルさには欠けるが、そこはストーリー的には大事ではない。

障がい者を特別扱いせず、健常者と対等に尊厳を大事にする姿勢はとてもいい。

最終話の蝋燭のシーンがめちゃくちゃ良かった!前話かその前で触りがあって、正直理解不能だったから最終話でスッキリした!メッセージ性があり見せ方も良かった!

4月期ドラマでは断トツ1位やね。

ちなみに2位はキムタクの「Believe」と「花咲舞が黙ってない」が同率。「花咲舞が〜」は、最終話見逃してしまった…。

っていうか、4月期は、朝ドラと大河以外はこの3つしか観てない。 

「Believe」のキムタク&ユリちゃん夫婦役は超新鮮!ラストが良かった!

「花咲舞が黙ってない!」の今田美桜ちゃんも素晴らしい存在感だった。華やかな見た目と裏腹に、感情豊かに力演されてた。

「花咲舞が〜」では、「ブギウギ」の茨田りつ子役でも素晴らしく、ちなみにCD買っちゃったよ!(笑)素晴らしい演技と歌声と表現力だった、

寡黙で頭がキレ、実は情熱家役の菊地凛子さんがめちゃくちゃ良い!最終話を見逃したのが残念でならない。素晴らしい存在感だった。

ちなみに「Believe」は、まさかの逃走劇がメインストーリーだったことにドン引きしたけど、全体を通して、相手を思いやる気持ちの大切さをテーマにした作品だったので、ストーリー展開云々抜きにして良かった。

わざわざ橋を爆破さてた理由は、「朽ちないサクラ」に通じるものがあった。

「花咲舞が黙ってない!」も同じことが言えるが、今回は、メガバンクに限らず、大企業の存在についてめちゃくちゃ考えさせられた。

メガバンクや大企業になるには並大抵の努力では築けない。統合を繰り返して大きくしていく。それだけでなく、酸いも甘いも噛み分けて、苦虫を噛み潰し飲み込まないといけない決断も必要になってくる。

そこに入社したからには従業員も、罪は同罪だと思うんよ。ドラマに反するけど、大企業の長い経歴の中の、ほんの赤ちゃん的存在の人間が、間違った体制を変えるのは、なんか違うような気がしてならなかった。

そんなに体制を変えたいなら辞めて独立して自分が理想とする銀行を作ってメガバンクまで伸し上がってこいよ!東京第一銀行?を食っちゃえよ!って思ってしまったんよね。

ぶっちゃけ、悪事が明るみになっても会社自体が変わらない、または潰れないなら、土台が強いんだと思うよね。零細企業だとすぐに潰れる。銀行からお金が借りれなくなったら、返済出来なかったらそこで終わりやん。

政治家もそうだけど、所詮国民の代表。世の中を動かしているのは、国会議員でも一般国民でもなかったりする。土台には必ず有能な策士や財界人、牛耳る人間がつきもの。株主もそうやん。

出る杭は打たれるんじゃなく、刈られる。都合が悪いものは排除。

総理大臣が日本で一番偉いというなら、戦争を終わらせてみろよってことですよ。今まで戦争(全世界)を終わらせることが出来た総理大臣や大統領がいたか?世界史上、戦争がない時代はない。

当たり前だが、制裁は戦争を終わらせる手段ではない。むしろ助長させるだけ。それが意図としか思えないが。これも「朽ちないサクラ」と同じだよ。

「Believe」もしかり、「花咲舞が〜」もしかり、「朽ちないサクラ」もしかり、

本当に変えないといけないのは、目に見えている部分じゃなくて、見えていない水面下の氷山なんだよ。

都知事選もしかり、首を変えたところで、水面下の土台が変わらないなら同じ。ってついつい思ってしまった。







朽ちないサクラ

2024-07-05 09:13:39 | 映画
ぶっちゃけ、私の脳ミソではちゃんと把握しきれていませんが、

やはり、花ちゃんの演技には睡魔をも吹き飛ばすくらい惹きつけるものがあった。

というのも、実は広島で観てきました。いつもなら、墓参りと掃除してから夕方の大阪行きバスで帰っていたのですが、夕方のバスがなくなったため、夜行バスで帰ることに。ちなみに新幹線は使いません。新幹線片道でバス往復できるから。

だから時間がめちゃくちゃ余るので、映画を観ることにしたのであります。

しかも、映画の前に、予定してなかった山登りを2時間したがために、映画館までの道中疲れでずっと大アクビしてました。

だから、映画を観たら絶対寝ると覚悟していたのに、素晴らしい演技と頭を使う内容に完全に覚醒したわけてあります。

最初、これって、花ちゃんが主演じゃなくて、安田顕さんと豊原功補さんのバディもの?安田さんが主演じゃないの?花ちゃんお飾り??と思って観ていましたが、

はい、ちゃんと花ちゃんが主演の物語でしたね。

ラストの花ちゃんの演技はリアルなものがあってめちゃくちゃ良かった!

犯人を探す刑事ものではありますが、めちゃくちゃ社会派ドラマでもあり、とてもフィクションだとは思えないくらいリアルなものがありました。安田顕さんの役がね。

ぶっちゃけ、インファナル・アフェア要素(=スパイ)があって、それが作品のカギとなっていているので、ホンマ日本の闇を感じる内容だった。

映画を観たあとだと、タイトルの素晴らしさに気付かされる。めちゃくちゃ意味深。

大勢の命を守るために一つの命を犠牲にすることを厭わない現実。

一つの命の犠牲どころか、何百万の命を守るために何百人の命を犠牲にしても厭わない。

一体、正義とは何かを考えさせられる内容でしたね。

ぶっちゃけさ、犠牲という意味では、警察に限らず、政治も芸能界も、一般社会もそうだけど、誰かの犠牲で成り立っている部分は大いにあるはず。

ブラック企業は淘汰される時代にはなっているが、ブラック要素は、どの社会もまだまだ残ってると思う。残業代払い続けて会社は儲かるの?むしろ、残業なしで仕事が片付くの?

9時から17時でパンの生地を捏ねて焼いて陳列して販売して儲けでるの?ってことよ。ま、役割分担があれば成立するけど。

派遣で人数穴埋したら人件費減なるの?会社が存続させるためには、結局最終手段は、損切りとリストラでしよ?

本当にクリーンな会社は存在してるの?会社として成立するの?建前上、国の方針に従ってますとしか思えない。今田美桜ちゃんの「花咲舞が黙ってない」でも取り上げられたエピソードだけど。マジ、甚だ疑問。

皆仲良く楽しく頑張ろう!精神が通用するのは幼稚園くらいじゃない?

話が脱線しましたが、

命の犠牲は、まさに戦争。一体何人殺したら平和になるんですか?

この作品を上映することで、真実と虚構の境目があいまいになって、噂が独り歩きしSNS で拡散され、都合が悪い方がたくさんおられると思う。でも、よく映画化したと思う。

ホリプロが映画制作ってめちゃくちゃ珍しくない?なかなかやるやん!

警察でない広報職員役の花ちゃんが、親友の新聞記者に慰安旅行に言った話をする。その慰安旅行に行ってる間にストーカー殺人で女性が殺されていた。しかも、ストーカー被害届けを提出していたのに受理されていなかった。世間からのクレームの電話に警察は対応に追われる。その間も記者が真相を聞き出そうと野次馬取材で集まっている。

一体誰が新聞記者にリークしたのか?

花ちゃんは、親友を疑っていた。親友は、自分じゃない!と怒り、リークした人間を見つけると言って花ちゃんから去る。数日後、親友が殺害された。

死に追いやったのは自分のせいだと思い込む花ちゃん。

なんとかして犯人を見つけ出そうと、上司の安田顕さんと捜査一課の豊原功補さんの協力の許、犯人にたどり着く。

だが、一連の事件には真実という闇が隠されていた。花ちゃんは、真相を追求し、推理した内容を安田顕さんに聞いてもらうのだった。

犯人探しまでは、安田顕さんと豊原功補さんが大活躍。だけとこれはミスリードに過ぎなかった。本題は花ちゃんが覆す展開。

一見、安田顕さんと豊原功補さんが主役にしか思えなかったが、見事な伏線でした。

最初は、花ちゃんは受け身の存在だったのが、親友の殺害を機に警察の人間ではないが独自の捜査を行う。真相を解明?してからの演技が本当に自然で良かった。それまでも良かったけど。


ラストの安田顕さんとのシーン、親友の母親役の藤田朋子さんの会話シーンは本当に、これぞ杉咲花の真骨頂でした。

安田顕さんは、めちゃくちゃいい人なのに…からの展開が超ピカ一!あそこで終わってたら、完全に安田顕さんが主演作品になってたよ。

熱血捜査一課の豊原功補さんもよかった。冷静沈着な安田顕さんと熱血豊原さんの、おじさん2人の、ある種バディ感がなかなか新鮮でよい。

花ちゃん、安田さん、豊原さんの演技が本当に素晴らしかった。

彼らを引き立ててるわけではないが、萩原利久君の、大活躍するわけではないが若手巡査の純粋さが良い。

個人的には、巳之助君の闇を抱えた寡黙な演技がめちゃ際立っていて良かった。ラストは…。

この作品、カルト集団がキーポイントになっていて、インファナル・アフェア的オチ、こちらは闇ではあるが、ちゃんとどんでん返しがあるのは映画作品としは本当に良かった。

いくらフィクションといえども、実際にあり得る闇が本当にリアルだった。

ここからは全然関係ないこと…。

今回、広島で登った山は三滝山でした。

時間があるから、龍神様と関係がある三滝寺に行ったら、案内図に゙双子岩という文字に惹きつけられ、急遽山登りを決行。三滝寺に着いてから決めたから重い荷物を背負ったまま登ることに。

たった300メートル強のお山ですが、なかなかハードでした。

お寺から頂上、頂上からお寺まで引き返さず一周できるコースなのですが、

岩場はあるわ、標識なしの分かれ道があったり、道なき沢沿いを歩いたり、標識がないから正しいのかも分からず、一歩間違えると遭難しかねないわで、なんとか勘を頼りに無事お寺に戻ることが出来ました。

なかなかの修行でした。


↑どうしても見たかった双子岩。



↑そこからの登頂と眺め。

↑ほぼ真中に見えるのが宮島。

↑三滝寺の龍神堂。