花ちゃんの映画を観たので、ここではドラマの話を。
今さらですが、ドラマ「アンメット」の花ちゃんと若葉君の演技が素晴らしかった!
編集もわざと2人の間を大事にした長回しがめちゃくちゃ良かった。
若葉君のあのツンのお芝居は新鮮だった。今まで優しい役が多かっただけに。
もちろん、2人だけでなくバーチーも岡本天音君も絵梨花ちゃんもその他のキャスト陣も、ゲストさんも含め皆さん素晴らしかった。
普段癒やしキャラのバーチが、若葉君に対して不貞腐れた演技がめちゃくちゃリアルで良かった。あと、食事シーンでは必ず左手で食べていたのも役作りとして素晴らしい!
絵梨花ちゃんの冷静な嫉妬ぶりもリアルだったし、まさか天音君があんな癒しキャラな役が出来るとは思ってなかった。2人のシーンは結構端折られたのでは?という印象がある。
吉瀬美智子さんの最初の頃の鉄の女キャラもカッコ良かった!
井浦新さんは、吾郎ちゃんにしか見えなかったけどねm(__)m
ゲストの方も含め、キャスト陣のリアルな感情と間が本当にピカ一だった。
ゲストと言えば、YouTubeのCONECOフィルムの赤間麻里子さんが出演された時は、人選ナイス!と思った。
ワンクールという日数も時間も限られている中で、役者陣の間を大事にした編集が本当に素晴らしくて、ドラマじゃなくてドキュメンタリーを観てる感覚だった。それくらい生きた人物を魅せる脚本演出だったと思う。だから、編集しきれないから昨今では珍しく11話まであったのかと推察。
もちろん、演技だけでなくドラマの内容も良かった。
ま、ニコールの「リピーテッド」に似た設定には驚いたけど…。ぶっちゃけ、記憶がなくなってからの日記は、ドラマが始まってからじゃないからとても一冊だけだとは思えないし、出勤前に全て読み切れるとは思えないから、設定上リアルさには欠けるが、そこはストーリー的には大事ではない。
障がい者を特別扱いせず、健常者と対等に尊厳を大事にする姿勢はとてもいい。
最終話の蝋燭のシーンがめちゃくちゃ良かった!前話かその前で触りがあって、正直理解不能だったから最終話でスッキリした!メッセージ性があり見せ方も良かった!
4月期ドラマでは断トツ1位やね。
ちなみに2位はキムタクの「Believe」と「花咲舞が黙ってない」が同率。「花咲舞が〜」は、最終話見逃してしまった…。
っていうか、4月期は、朝ドラと大河以外はこの3つしか観てない。
「Believe」のキムタク&ユリちゃん夫婦役は超新鮮!ラストが良かった!
「花咲舞が黙ってない!」の今田美桜ちゃんも素晴らしい存在感だった。華やかな見た目と裏腹に、感情豊かに力演されてた。
「花咲舞が〜」では、「ブギウギ」の茨田りつ子役でも素晴らしく、ちなみにCD買っちゃったよ!(笑)素晴らしい演技と歌声と表現力だった、
寡黙で頭がキレ、実は情熱家役の菊地凛子さんがめちゃくちゃ良い!最終話を見逃したのが残念でならない。素晴らしい存在感だった。
ちなみに「Believe」は、まさかの逃走劇がメインストーリーだったことにドン引きしたけど、全体を通して、相手を思いやる気持ちの大切さをテーマにした作品だったので、ストーリー展開云々抜きにして良かった。
わざわざ橋を爆破さてた理由は、「朽ちないサクラ」に通じるものがあった。
「花咲舞が黙ってない!」も同じことが言えるが、今回は、メガバンクに限らず、大企業の存在についてめちゃくちゃ考えさせられた。
メガバンクや大企業になるには並大抵の努力では築けない。統合を繰り返して大きくしていく。それだけでなく、酸いも甘いも噛み分けて、苦虫を噛み潰し飲み込まないといけない決断も必要になってくる。
そこに入社したからには従業員も、罪は同罪だと思うんよ。ドラマに反するけど、大企業の長い経歴の中の、ほんの赤ちゃん的存在の人間が、間違った体制を変えるのは、なんか違うような気がしてならなかった。
そんなに体制を変えたいなら辞めて独立して自分が理想とする銀行を作ってメガバンクまで伸し上がってこいよ!東京第一銀行?を食っちゃえよ!って思ってしまったんよね。
ぶっちゃけ、悪事が明るみになっても会社自体が変わらない、または潰れないなら、土台が強いんだと思うよね。零細企業だとすぐに潰れる。銀行からお金が借りれなくなったら、返済出来なかったらそこで終わりやん。
政治家もそうだけど、所詮国民の代表。世の中を動かしているのは、国会議員でも一般国民でもなかったりする。土台には必ず有能な策士や財界人、牛耳る人間がつきもの。株主もそうやん。
出る杭は打たれるんじゃなく、刈られる。都合が悪いものは排除。
総理大臣が日本で一番偉いというなら、戦争を終わらせてみろよってことですよ。今まで戦争(全世界)を終わらせることが出来た総理大臣や大統領がいたか?世界史上、戦争がない時代はない。
当たり前だが、制裁は戦争を終わらせる手段ではない。むしろ助長させるだけ。それが意図としか思えないが。これも「朽ちないサクラ」と同じだよ。
「Believe」もしかり、「花咲舞が〜」もしかり、「朽ちないサクラ」もしかり、
本当に変えないといけないのは、目に見えている部分じゃなくて、見えていない水面下の氷山なんだよ。
都知事選もしかり、首を変えたところで、水面下の土台が変わらないなら同じ。ってついつい思ってしまった。