雪組「ベルサイユのばら」フェルゼン編

2024-07-13 18:13:00 | TAKARAZUKA
先ずは、明菜さん、お誕生日おめでとうございます!

今、現在、ファンクラブ会員限定でイベント開催中。

生の明菜さんに会えて、歌も聞けるなんて羨ましい!!でも、さすがに値段が…。


では、本題。


いや〜、終演後のドヨメキが凄まじいな!

色んな意味で凄かった!

いやいやいやいやいやいや、

これはヤバい!

もう2階席では観れないやん!?

今日は1階A席で観させてもらいましたが、2階S席より安いのに、下手も上手も神席やん!

あともう1回、次は2階席で観ますが、できれは1階上手で観たかった…。

それはさておき、

植田御大、どないしたんですか!?

めっちゃ、なーちゃんの花組を踏襲してくれてるじゃないですか!?

第一部は、めちゃくちゃ良かった!

第二部は、隣席のおばあちゃんの鳴り止まないバイブ音のために、肝心なバスティーユから全然集中できなかった!涙

(よりによって、なんでバスティーユで鳴るねん!!)

おばあちゃん、やっとカバンの中を探ってバイブ音を止めてくれたかと思ったら、すぐバイブ音が鳴ってるし!

(電話かけてくる相手も何回も鳴らさんと諦めろよ!)

と思う存分叫んだったわ!

もちろん、心の中で!!

(笑)

こんなことなら、ちゃんと注意しておけば良かった…。過去に注意して「声が大きいです!」と逆ギレされ、劇場関係者をも巻き込む事態になったことがあったので、すぐに鳴り止だろうと我慢して待っていたのに…。

アーサの情熱バスティーユもあやちゃんの熱演カペー未亡人も、

全く感情移入も集中も出来なかったやんけ!!

大粒涙!!

次回は、2階席ですが、誰にも邪魔されないように願うばかり。

もちろん、ワタクシも邪魔しないように気をつけます。

それはさておき、2000年で上演されたベルばらの中では一番良く出来てる!

やっぱさ、ジャンヌいるといないとでは、作品の深みが違う!

加えて、失神夫人も悶絶夫人もいないと、貴族社会の栄耀栄華から没落へと導いたフランス革命という時代背景を説明?表現するのに説得力に欠ける!

フェルゼンとアントワネットの出会いと許されざる愛と別れ…、

オスカルとアンドレの身分違いの恋と死、

だけでは、ベルサイユのばらとは言わない!

咲いて散るタダのばら!

フランス革命という歴史背景があってこそ、悲恋が際立つ、

それがベルサイユのばらやねん!

最近は、脚本の改悪が続いていただけに、今作はめちゃくちゃ改善されてた!

もちろん、第二部にバスティーユをもってくるとせっかくの自然な流れが止まってしまうし、取ってつけた感満載になってしまうが、

まあね、アーサを第一部で終わらせるのはめちゃくちゃ勿体ないのはわかるけどね。ま、大人の事情があるのも分かるが…。

それを抜きにしても、プラスマイナスゼロどころか、プラス!プラス!プラス!の満足感だった。

個人的には、

第二部の1789モドキも衣装がな…

ジャンヌには歌って欲しかった…

という希望はあるが、

そんなの僅かな希望。

それらをも凌駕する見終えたあとの満足度!

逆に、バスティーユを二幕にもってきたことで、新たに加えられたいかにも植田御大の(戦争と)平和論的台詞がメッセージとして生きたのは確かだと思う。

それから、以前、配信でカリンチョさんと鮎ちゃんのトーク?番組を観た時に、鮎ちゃんがベルばらでの植田御大の演出について語られたことがあって、輪っかのドレスで大階段を降りる時の心構えとか、ベルばらというコスチュームプレイとしての品を大事にしている云々の話を聞いて、

ベルばらって、昭和生まれの宝塚の歌舞伎的な作品と言われるだけあって、様式美を大事にした伝統作品だから、それを平成生まれの現代っ子の生徒たちが受け継いでいるのが本当に素晴らしい!

トータルではマジで超オススメ!!

ということで、咲ちゃんのサヨナラ公演を観てきました。

壮さんトップ時代に、咲ちゃんの新公フェルゼンを観てる者と致しましては、全く文句なしのフェルゼン像でございました。

内容は、壮さん時代というより、ナツメさんの花組公演を踏襲したフェルゼン編になっており、

それだけで、大満足!

何度も書きますが、やっぱジャンヌは必要やで!ヒール役ではあるけど、フランス革命を象徴する役やん!?

ジャンヌがいるだけで時代背景がフランス革命がリアルになる。ま、漫画の世界だけど…。

あ、話が逸れた…m(__)m

もちろん、新公とは比べものにならないくらい素晴らしいフェルゼンだったし、なんてたって、宝塚110周年、ベルばら50周年を代表するに相応しいのは咲ちゃんしかいないので、

本当に本当に期待を裏切らないフェルゼンでありベルばらだった。

このベルばらで、咲ちゃんだけでなく、多くの生徒が卒業するので、フィナーレが定番でなくサヨナラ仕様になっていたのも逆に新鮮で良かった。

マリー・アントワネットのあやちゃんは、

さすが、女優夢白あや!

フェルゼンとの出会いの乙女感、

自分が女王であること、ルイ16世の王妃でもあり、王太子と王女の母であることの自覚、

そして、死刑を受け入れるカペー未亡人、

それぞれの心の変化を丁寧にかつ的確に演じられていて、

マジ素晴らしかった!

噂通り、客席ではあちこちですすり泣きが!

私もウルウルしたかったよ、隣のおばあちゃん!!

(笑)

アーサのオスカルは、マジ漫画の世界から飛び出してきたくらいリアル2次元!

女性を意識したオスカル像ではありましたが、リアル2次元オスカルだったから文句なし!

バスティーユは、マジ、色んな意味で美しい!

バイブ音で感情移入が出来なかったけど、ヴィジュアルや世界観はブロマイド購入決定もん!

それくらいバスティーユ世界観が見事に再現されてた。ま、何に対して再現と言っているのかは、自分でも分かってないが…(汗)

アンドレの縣君もそのままのアンドレ像だった。アーサより下級生なのにちゃんと市民感も出てたし包容力あって、ピッタリだった!

アーサと縣君の並びを観て、これで確信した!

アーサのエドガー、縣君のアランで「ポーの一族」再演、絶対絶対可能!!

ハバマイちゃんのジャンヌはマジ出色!小憎たらしさがめちゃくちゃ良い!

ハバマイちゃんに限らず、それこそ今の生徒たちは、2000年代のベルばら世代やん?

なのに、私が平成初演ベルばらで宝塚にドハマリしたその時代のベルばら、一歩間違えれば学芸会になりかねない作品なのに、誰かの真似事でもなく、コレが宝塚のベルばらです!と堂々と謳い上げることが出来るくらい、2.5次元の世界観が繰り広げられていて、本当に本当に素晴らしい!

あやちゃんがトップ娘役になった今、次の私の推しはハバマイちゃんなので、これからの活躍も楽しみ!

それにしても、〇〇さんが卒業したら、私も宝塚を卒業しよう!といつも思っているのに、必ず新しい推しが現れる。

第2次マイ宝塚ブームも、なんだかんだで14年だよ!このブログと共にだからね。

それにしても、客席の黄色い悲鳴に慄くばかり!藁

1階A席マジ神席!

第一部ラストは咲ちゃんが客席下手に捌けてくれるわ!

フィナーレも客席上手も下手からも男役が歩いて出てくるわで、客席はキャ~キャ~黄色い悲鳴で沸き返ってた!

まるで全ツのごとく(笑)

さぞかし、2階席は冷やかなんやろな…と想像する。

パレードで客席から登場とか、二番手のアーサが銀橋一周してるやん!あ、あれは一周じゃないか…。など最後まで度肝を抜く演出ではありましたが、

昨今味わうことなかった大変満足なベルばらでございました!