マクベス/ボローニャ市立劇場2024
作曲:ヴェルディ
指揮:Daniel Oren
演出:Jacopo Gassmann
美術:Gregorio Zurla
衣裳:Gianluca Sbicca
演奏:Teatro Comunale di Bologna
合唱:Teatro Comunale di Bologna
出演:
マクベス:George Gagnidze
マクベス夫人:Ekaterina Semenchuk
バンコー:Riccardo Fassi
マクダフ:Antonio Poli
マルコム:Marco Miglietta
マクベス夫人は鬼気迫る強力な声と芝居。気合入り過ぎだけれど高音も低音も破綻無く美しい。マクベスは落ち着いて安定した声だが、不安定な狂気を全力で歌い表現した。ぎりぎりまで声を出している感じ。バンコーは真面目な感じの声と芝居。マルコムは安定した声。全体に大音量のオーケストラに負けない声だった。
オーケストラは普通サイズの編成で、バンダも用意されていた。鋭く揃って研ぎ澄まされて、美しく強い音。合唱も同様で良く揃って美しく強い。
美術は色使いが優れていた。例えば冒頭では、魔女達の白黒の衣裳と赤の手袋が背景の輝く緑に良く映えていた。装置はほとんど無く、カーテンや大きな矩形の枠を幾つか並べて動かして様々な場面を作り出していた。最背面にスクリーンがあって映像を映し出す仕掛け。人々が国王暗殺に驚く場面ではカラヴァッジオの「メドゥーサの首」が使われた。緊迫する所では、その目玉がクローズアップされる。衣裳は現代か、最近の時代を想定したもの。
新劇場は旧劇場の改修が終るまでの仮設会場。1階の平土間のみで1000人程度入る。オケピは普通サイズだが深さはない。舞台の広さはやや狭く、特に高さが無い。奥行はある程度あるようだった。舞台が小さいので大掛かりな装置は使えない。音は悪くないと思ったと言うより、演奏が良かったせいか大変良かった。迫力があった。
綺麗な演奏が印象に残った。改修後の劇場でも是非聴いてみたいと思った。
24.04.18 ボローニャ市立劇場(新劇場)/ボローニャ
作曲:ヴェルディ
指揮:Daniel Oren
演出:Jacopo Gassmann
美術:Gregorio Zurla
衣裳:Gianluca Sbicca
演奏:Teatro Comunale di Bologna
合唱:Teatro Comunale di Bologna
出演:
マクベス:George Gagnidze
マクベス夫人:Ekaterina Semenchuk
バンコー:Riccardo Fassi
マクダフ:Antonio Poli
マルコム:Marco Miglietta
マクベス夫人は鬼気迫る強力な声と芝居。気合入り過ぎだけれど高音も低音も破綻無く美しい。マクベスは落ち着いて安定した声だが、不安定な狂気を全力で歌い表現した。ぎりぎりまで声を出している感じ。バンコーは真面目な感じの声と芝居。マルコムは安定した声。全体に大音量のオーケストラに負けない声だった。
オーケストラは普通サイズの編成で、バンダも用意されていた。鋭く揃って研ぎ澄まされて、美しく強い音。合唱も同様で良く揃って美しく強い。
美術は色使いが優れていた。例えば冒頭では、魔女達の白黒の衣裳と赤の手袋が背景の輝く緑に良く映えていた。装置はほとんど無く、カーテンや大きな矩形の枠を幾つか並べて動かして様々な場面を作り出していた。最背面にスクリーンがあって映像を映し出す仕掛け。人々が国王暗殺に驚く場面ではカラヴァッジオの「メドゥーサの首」が使われた。緊迫する所では、その目玉がクローズアップされる。衣裳は現代か、最近の時代を想定したもの。
新劇場は旧劇場の改修が終るまでの仮設会場。1階の平土間のみで1000人程度入る。オケピは普通サイズだが深さはない。舞台の広さはやや狭く、特に高さが無い。奥行はある程度あるようだった。舞台が小さいので大掛かりな装置は使えない。音は悪くないと思ったと言うより、演奏が良かったせいか大変良かった。迫力があった。
綺麗な演奏が印象に残った。改修後の劇場でも是非聴いてみたいと思った。
24.04.18 ボローニャ市立劇場(新劇場)/ボローニャ
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