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Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

なぜ?今更50年以上前のアンプを使うのか?

2020年06月07日 | ピュアオーディオ


50年前のアンプを懐かしく思い、当時手の届かなかったフラッグシップクラスのアンプを使って見ようと思いました。最初にアキュフェーズのC200+P300の最初期型。


次にパイオニアのエクスクルーシブシリーズの最初期型C3+M4の組み合わせ。どちらの機器も「眠っていた」機器の様で、最初は「寝起き」のボヤーっとしたサウンドでした。動作も不安定で「音のバランス」が崩れた状態で1年以上「鳴らし込み」をしていました。その間にあちこち不具合が出て、その度に「修理」が必要でした。


サブシステムと云えど、2セットのアンプを同時に使いこなすのは時間がかかります。アキュフェーズはメインシステムでも使っているので、1.5年ほど鳴らし込んだ状態で手放しました。残ったC3+M4には「私仕様」に改造し、ヒューズも良いものを使い、電源ケーブル・ラインケーブル・SPケーブルのグレードを半年毎にグレードアップして来て2年が経ちました。それでも満足なサウンドにはなりませんでした。そろそろ諦めかけて「見切り」をした直後に、本来の「潜在能力」が出始めて来た様で、まさに「激変」のサウンドになりました。


「4月にC3+M4に見切り」を付けたので、次の準備として白羽の矢を付けたのがSONYのアンプ群。わずか1ヶ月の差でSONYのアンプが増殖してしまいました。1か月早くC3+M4が「活眼」していれば、この様にSONYのアンプが増える事はなったと思います。

50年前のアンプでも「活性化」させれば現在の最新のアンプと遜色ないサウンドを出して来ます。メンテナンス性は新しい機器よりはるかに優秀です。その辺はアンプの「作り方」に関係してきます。アンプをこれから数十年使おうとしたら、メンテナンス性(パーツの交換等)が簡単にできる事がキーになります。その点で50年前のアンプ達は「手差しパーツ・手半田配線」で作って有るので、パーツも大きく、パーツの信頼性も非常に高いのです。今ではC3+M4は安心して使える状態にまで回復しています。