オリンパスシステムをはじめ、私のJBL3大ホーンシステムには「ハイルドライバー」(グレートハイルドライバーと呼ばれている)を標準装備にしている。
使い方はJBL#375とパラレル接続にして、#375の「飛んで来る音」を低減させる圧力分散と、「オフの音」を出させるために組み合わせている。#375で出ない音をハイルドライバーで出す事で圧倒的な音数や、前後左右・上下方向への音の広がりを担わせている。
元々は上の写真の様な「ESS社 amt1」と云う25㎝ウーハーとの組み合わせの2ウェイで販売されていたSPです。
このシステムでは「力のない中・高域」で多分そんなに売れなかったと思う。しかし、ハイルドライバーユニットは良い処が有ると感じていた。現在3セットを持っている。しかし実際に集めるのには苦労した。6年前にアメリカのイーベイでブツが時々出て来るのを発見し、イーベイの取引実績の有る方に3セット購入していただいた。そして手元に届いて蓋を開けて見ると。すべてが「割れ」ていた。
この割れ方は、「運搬途中の衝撃」で割れたものです。それも国内で・・・。磁力が物凄く大きいのでやわな梱包では、ユニット同士がくっつきあって割れてしまいます。そうやって割れてしまったのが8個。実に4セットも割ってしまいました。現在手元に残っている3セットはやっとの思いで集めました。
裏面はこんな風にSP端子が出来ています。これをJBL#375とパラレルに繋いで音出しをしています。単体の音自体は「癖が無く自然に近い音」で鳴ってくれます。但し「力感」は殆どありません。