昨日の夕方完成した「100V用電源トランス付き電源タップ」と今朝から聴いています。
当該電源タップを使っているのは「RCA箱システム」になります。TP:A727+DAC:SD-9500+プリ:WE310Aラインプリ+6L6pp(約20W/ch)の機器構成と、使っているケーブルは全てルシファー仕様になります。
ラックの最下段に設置して、壁コンから電源タップに取り、タップから各機器に取っています。
音質の変化を簡単に云いますと「ハッキリ・スッキリ・クッキリ」になりましたね。電源関係をグレードアップしますと「見通しの良い」サウンドになります。
今回の「電源トランス付き電源タップ」はデメリットをほとんど感じません。有るとすれば「価格の追加」ぐらいでしょうか。
電源トランス・コンセント・インレット・配線材・木箱と部品を揃えるのに費用はかかりますが、合計¥12万円くらいで出来ています。下手なタップでも10万円は簡単に越えてしまいますので、安い投資だと思います。
これに対しアンプやCDP等の「音質アップ」の効果を考えると軽く50万円は越えているでしょう。
「音数」、「透明感」、「力感」のアップはまず間違いありません。「ドラマチックなサウンド」になりました。
「200Vをステップダウンした方が100Vラインより力強い」と云う「世評」は、私がにらんだ通り「トランスの有無」の違いの様に感じます。同じように100Vラインにトランスをかませると同じような効果が確認できました。
「なぜトランスを使うと良くなるか?」については、トランスでは1次側から2次側に「非接触」で電気を飛ばしています。この「飛ばす」時に音質劣化させるノイズ等を除去してくれるのだと思います。同じ事が117Vステップアップトランスでもライントランスでも云えるようです。但し、トランスならどんなトランスでも良いと云う訳ではない様で、シンプルな単層巻きでしっかりした作りのトランスでないといけないようです。後は「音質確認」して判断する事になるでしょう。
今回使用したノグチトランスのPMC-1000EZにも鳴き処が有ります。容量が1000WなのでCDPやプリアンプ等の小電力系には良いのですが、アキュフェーズM-100×2台やマッキンMC2500,2600等を複数使う場合は「容量不足」の為、台数を増やさないと対応できません。
実際に「オリンパスシステム」に使う場合は、小電力系1台、パワー系1台でいけるように工夫しないといけません。容量不足ならパワー系にもう1台必要になります。・・・壁コンまで変更を余儀なくされそうです。