昨日からPYRAMID T-1H リボンツィーターをオリンパスシステムで使って試聴をしていますが、システムトータルのサウンドとしてデッカリボンシステムと比較して「負けている」様な気がする。
単体のツィーターとしては2枚も3枚も上を行っているのは判るのですが、全体のシステムのサウンド(表現力)としては窮屈さを感じています。
JAZZだけなら文句なしにピラミッドと思います。音数が多くて、キレが良くて、低音が良く弾みます。音色も非常に美しいです。しかしクラシックのオペラを聴くと「ステージ感」が後退しオーディオっぽくなります。
「録音されたその場の雰囲気」を正確に出すと言う点ではデッカの方が上手く再現してくれます。少なくとも私にはデッカ+ビクターのリボン型の方が好みです。
バイオリンの再現はデッカの方が上です。パーカッションはピラミッド。まだ繋いだばかりですのでピラミッド+ビクターリボンの組み合わせも試していないので何とも云えません。
ピラミッドのサウンドは非常に魅力の有るサウンドである事は確かですが、システムの音色や表現力を支配するような機器ですので「自然さ」を比較して使うシステムを選びたいです。今の状態ならこちらが専務宅に行きそうです。
色々なCDを聴いてじっくりと適正を選びたいと考えています。