Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

不具合#375の交換

2010年01月06日 | ピュアオーディオ

JBL3大ホーンシステムを作る時に「赤封印」付きの#375を3セット手に入れて、システムを作りました。2セットには何の問題もなかったのですが、最初に自宅に持ち込んだSP-707Jシステム用の#375の1個に欠陥が有りました。下の写真で中央の丸い部分の左側に「黒い筋状」の「成型不良」が有ります。大きさはそう大きくは有りませんが中に「巣」(空洞)が有ります。

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欠陥の症状は「ピアノの強いタッチの音」が「腰砕け」になる症状です。最初は#375がおかしいとは思わなかったので、「ネットワークがおかしい?」と思ってネットワークの交換、それでも直らなかったので、左右の#375を入れ替えして、やっと#375がおかしいのでは?と思う様になり、#375のダイアフラムを取って見ると「ディフィーザー」に「成型不良」が見つかりました。これは交換しか有りません。とりあえずRCA箱用の#375と自宅の707J用の#375を交換してRCA用に使っていました。
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今回、#375を1個入手して本日交換をしました。交換した後は、ピアノのタッチがへこたれず力強くサウンドを奏でるようになりました。

何度やっても#375のダイアフラム交換作業は気を使います。中央のディフィーザーの部分に超強力な永久磁石が有りますので、ドライバーやボルトが一瞬で引き付けられます。引き付けられたら一巻の終わりです。ダイアフラムにキズが入り、交換しなければならなくなります。判っていてもトラブルのがこのダイアフラム交換の作業です。


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