
昨日から2台のMD機の「音質」状況をチェックしている。試聴に使っているのは「カリンニコフ:交響曲1番」/クチャイ指揮ウクライナ。比較しているのはADW-B5とDN-980FPの2台。
ADW-B5は今年の3月頃に基板の入れ替えで復活させた機器で、その後も「読み取り不良」が頻発し、中々まともに使えなかった機器で、4月以降は通電だけを時々していた。DN-980FPは入手して約1か月のもの。当初から「読み取り不良」もなく問題なく使えている。
DN-980FPを入手してからADW-B5も使ってみたら、使える様な状況になっていた。恐らくADW-B5は本体も交換基板も「死んでいた」のではないかと思う。通電しただけぐらいでは「まともに生き返らなかった」様で、今まで「生き返らせる」為の通電期間だったと思われる。電子基板には沢山のパーツが入っている。特に「半導体」関係(IC・Tr類)は内部が非常に繊細に出来ているので、バイアス電流がキチンと流れないと正常に働かない。眠ったり死んだりした機器を生き返らせる時にはこんな事も有ると思われる。いずれにしても諦めていたADW-B5が使える目途が立った事の方が有難い。
昨日からカリンニコフの交響曲を何度聴いているだろうか?多分8回以上聴いている。1曲/40分かかる。ADW-B5を聴いたらDN-980FPで聴く。次はADW-B5で・・・・と繰り返している。
現在の機器の状況はどちらも「機器の活性化」が出来ていない。(当然1ケ月では・・・)ADW-B5の方が作りが良い。また少し早く最高級ケーブルでの接続をしていたので、活性化度はDN-980FPよりは進んでいる。比較するとSN比や明瞭度はADW-B5の方が良いが、中高域情報量がいっぱい有るとまだ分離が良くない。ゴチャゴチャしている様に聴こえる。
DN-980FPはまだまだ「活性化度」が低い。低域も中高域も「音の塊」が有る。これがスキッと分離して「解像度」(明瞭度)として聴こえてこなくては・・・。
私のメインシステムに新しい機器を入れる時は、どうしても1年ほどの「活性化期間」が要る。最低でも1000Hr程は鳴らし込んでやらないとまともな音にはならない。電源・電源ケーブル・ラインケーブルでの「活性化」に時間がどうしてもかかる。どちらの機器も「半年先」になると思う。多分4月頃になれば本領発揮するようになるだろう。