同じ市内に住む知人から
「全生園の桜は素晴らしい眺めですよ
ぜひ一度見てください」 と勧められた
そう言えば全生園は我が家からは近いのに
桜の時期に行ったことはなかった
「全生園」 は正式には 「国立療養所多磨全生園
東京都東村山市にある、ハンセン病患者の収容施設であり
全国にある国立ハンセン病療養所の一つです
私が行ったのは全生園の東側の桜並木がある一画だが
まだ9時過ぎなので人影も少なく
私にとっては絶好のお花見兼ねての撮影条件だった
だが何ケ所か、ブルーシートが敷かれているのは
既にお花見の場所取りが完了のようだ
昨日は所沢航空記念公園での桜をご紹介したが
ここでまず気付いたのは全く雰囲気が違うことだった
それはこの桜並木に入れば、人は完全に花のトンネルの中に居るようで
立ち止まって左右に視界を求めれば全て桜花が迫ってくる
そして見上げれば桜花の隙間からは今日晴天の青空も覗いている
公園では外側から桜を眺めているようだが
ここでは桜花の中に囲まれている自分を忘れたかのように錯覚する
知人が言うように正しく 「素晴らしい眺め」 だった
願っていた青空も今日は天空にあり
思う存分かなりの枚数を撮り、よいお花見だった
ところで写真を撮っていたら知人に会いました
昔勤めていた園芸農家で働いている女性のパートさんです
家が近いので自転車で毎日この桜並木を通り
園芸農家に行くとのことです
桜花から沢山の樹勢を受けての通勤
今日も良い仕事するのは間違いないでしょう
「お気を付けて行ってらっしゃい」 と声掛けて別れましたが
遠ざかる自転車姿も、桜花に囲まれての絵姿になっていました
写真説明: 全生園の桜花
撮影場所: 全生園にて (H270402 撮影)