今日は曇り空、気温も12度、表に出ると寒さを感じる。
このような時は無理をせずにMとの散歩は控えるようにしているが、寒さでMが風邪でも引かないようにするのが私の役目でもあ。
Mは録画した歌番組を再生して見ながら時を過ごしているが、私はこんな時を利用してお裁縫をすることにした。
Mと私のパジャマズボンのゴムが延びてしまったので、そのゴム交換、そしてMの長袖シャツで取れてしまったボタンを二個付けることにした。
このような事はH子さんに頼めば処理してくれるが、簡単な事は私がやるように心掛けている。
実はこのような裁縫仕事は意外と私は好きなタイプで、小さい頃は母が愛用していた足踏み式ミシンを自然と覚えて簡単な裁縫仕事をして母の手助けをしたほどだった。
ほぼ延びきったゴムを外し、通し器具を使ってゴムを通すが、途中で器具からゴムが外れてやり直しになったが、何とか新しいゴムに交換することができた。
次ぎはボタン付け、まずは針に糸を通すのが一苦労、なかなか針の穴に通らないのは明らかに歳を取って目が不自由になった証拠だ。
更にボタン穴に針を通すのに苦労したり、時には指に針を刺して 「痛い~!!!」 と震え上がったりと難渋したがやっとボタンを取り付けることができた。
傍らにいるMに 「本当はこんな事はお前の仕事なのに」 と、愚痴ってみたが、Mは無言で私の言葉を聞いているばかりだった。
こんな裁縫仕事をするのも 「人生いろいろ」 の証拠だが、若い頃は大工さんか洋服の仕立師さんになるのが夢だった。
ゴム交換とボタン付けをしながら、遠い昔に母と一緒に裁縫仕事をした事を想い出して懐かしさに浸りました。
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