天気予報では終日曇り空だが、8時過ぎからはお日さまも顔を出して表が明るくなった。
洗濯物は屋内に干していたが、その明るさに釣られて慌てて二階ベランダに位置替えした。
そして8時半過ぎにはMと川沿いを散歩したが、最近はMの脚力が落ちてきたのが気にかかる。
昨年、酷暑の頃に体調不良になったが、それ以後は体力が一気に落ちてしまった。
以前は歩くことに文句を言うことも無く、静かに黙々と歩いていたが、体力低下後は時々立ち止まるようになった。
そんなMの態度に不満なのだが、あまり急かせることもせずに、じいっと立ち止まってMが自然に歩き出すまで我慢することにしている。
このようなMを見ていると、また先行き不安なことばかりが浮かんで来る。最悪、Mが寝た切りになったらどのように介護したらいいのか? と、私の気持は落ち込むばかりだ。
だが落ち込んだ私に 「なるようにしかならないよ」 と、天の声が聞こえてくる。自然の成り行きに任せるしかないことは判っているが、それが出来ない人間の弱さが先だってしまう。
今日も曙橋付近では何回も立ち止まったが、その後は私のペースにほぼ従って歩いた。私たちの運動と言えば歩くことくらいしか出来ないから、動ける内は亀のように遅いペースでも歩くつもりだ。
Mを介護するのは、夫としての義務を果たしているだけのことだが、この介護、一体いつまで続くのだろうか?
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