この間 飲み屋で出されて
とても気に入ってしまった一品をご紹介
長くなるのでご注意
眠い人はうたた寝の後にヨロ
まず「キャベツ」を入手
これは「アンパン」選びにも通ずることですが
見た感じより重そうなのを選ぶのがポイント
かといって
ドイツのキャベツのように
玉ネギが巨大化してキャベツ味みたいな
あまりに空気感がないのはダメ
生キャベツというのは
周りの空気も一緒に食しているということを
忘れてはならんのです
さて
3センチ角ぐらいに切ったあと
冷水に浸しましょう
ただでさえ手が切れそうな冷や水に
氷をぶち込むぐらいが適当です
さて油選びです
オリーブオイルもヘルシーでアリでしょうが
今回は「和もの」です
和っぽいチョイスでヨロ
ここで使用を注意したいのが
「ごま油」
これは結構
危険ブツです
香りが強すぎるのでキャベツの良き風味をふっ飛ばします
私は常々思っているのですが
ラーメンに「ごま油」が使用されているとき
よほどのこだわりがあってのことだと認識しない限り
大方の場合「無神経」という結論に至らしめています
その最たる一杯を先日いただきましたが
いわゆる中華系のお店の
「タンメン」っぽいもので露呈することが多いようです
十番@東中野 ぐらいのパンチのあるスープに合わせるなら
まあ アリと言ってもよいかもですが
おけい@飯田橋 っぽいライトで繊細な感じが
いわゆる「タンメン」だという認識のもと
幸いおけいさんはその辺のことを熟知されているお店なので
間違っても不用意なごま油を使用していませんが
湯島ラーメン@湯島 のコレは
正直「味噌」だからギリギリアウトを免れたものの
これがもし塩だったら・・・
考えるだけで夜も眠れなくなります
「味噌」がこれまた
いかに強くて美味すぎる調味料であるかという話は
別の機会に譲ることとして
そう「ゴマ」がいかに強いものであるか
「担々麺」の味の違いをかぎ分けるのが非常に難しいことと
まったく別次元の話ではないはずです
「ごま油」は
何かを炒めたり揚げたりするのに使われるよりも
その特性をアッピールする場合にのみ使われるべき
というのが私の考えです
以前どこぞで書いた
「キャベタレ」
これこそ ごま油のカッコイイところを
嫌味無く前面に押し出した最良の使用法だと
信じて疑わないわけです
正直「てんぷら屋」でごま油主体というのも
素材の香りを覆い隠してしまう点で
私の好みからは外れるということを付け加えておきます
さて
あまりに長くなってしまったので
油の話は置いておいて
「塩ふき昆布」を用意しましょう
まちがえても「潮吹き」と書かないように
違う意味の方が
今となっては主体です
下品なジェントルメンが寄ってきます
かくいう私も寄っていきます
また「塩昆布」とも間違えないように
「ふいて」いることが重要です
オホーツク産だのなんだの
今の世となっては上を見たらキリがありませんが
「ふじっこ」ので十分かと思われます
¥160ぐらいので十分かと思われます
さて
調理開始です
キャベツの水を切りましょう
クルクル回すやつがあると便利ですが
それでも100%切る必要はありません
ちょっと水分が残るかな?ぐらいの方が後に美味いです
深皿の底に油をたらし
キャベツをワシっと
その上から油を再び軽くたらして 昆布をパラリと
またキャベツをワシっと
その上から油を再び軽くたらして 昆布をパラリと
これで完成です
「キャベツをざく切りにして油と塩ふき昆布で和える」
一行で済むことを10分かけて話す
そんな友人Aを思い浮かべながら書いた結果です
もし彼ならこう続けることでしょう
最初はね ちょっと味気ない感じがするのよ
塩けも足りない感じがしてね
でもね 水分に湿った昆布から味が溶け出して
キャベツの表面に塩分と一緒に出汁的に広がっていくわけよ
底に行けば底に行くほど美味くなっていくわけ
ゴスロリをキメたかなり可愛い娘がさ
ソフマップかなんかの袋ぶら下げた図体のでかいアニオタにチョッカイ出されるみたいな
あ 可愛い娘の方が昆布の方ね
最初は無視して相手しないんだけど
塩に身を包んでます!って感じなんだけど
だんだん時間が経つにつれ心許しちゃうっていうか
結局最後はうまいことなっちゃうみたいなね
あれ何の話してたっけ?
あ そうそう油の話だった
お店で食べたときはね 底にしか油がなかったんだけどね
まあそれもアリかと思うんだけどね
ほら立ち食いそばで「月見そば」って食べるじゃない
あの「月見」いつ食べるか困るでしょ
オレだったらまあ そば3割やっつけたころに壊し始めて
なるべくそばつゆが濁らないようにしてやっつけていくんだけどね
白身はそのまま泳がせておいて
最後にはだんだん固まっていくのを期待する ってな感じ
まあ最後までズルズルって アレホントは嫌なんだけどさ
結局もったいなくて汁も全部飲んじゃうんだけどね
ほら中にはさ 最後まで黄身だけ残して食べていく人いるじゃない
最後の最後に黄身だけクッて飲み干す人
アレがたまんないっていうんだけどね
オレは そりゃ違うよって思うわけ
あれ?何の話だっけ?
あ そうそう 底にだけ油置くって話だっけ
あれも最後の一口は濃厚なんだけどね
やっぱり上からたらしておいた方がゼイタクでしょ
後半に行くとさ 油がキャベツの表面を侵食しだしてさ
なんだか色が変わってきちゃって
綾波レイが浸食されていくみたいなエロを感じるわけよ
負けちゃダメだ!とか言いながら
最後は全部食べちゃうんだけどね
守っているフリして
男なんざ結局食べちゃうことしか頭に無いのよ
下半身でもの考えてるって あれホントだよね
って 何の話してたっけ?
- 以後略 -
ああ
彼は今ごろどうしていることやら
幸せでない人生を送っていることだけは確かです
そして
この一品が
酒飲みのハートを鷲づかみするのも確かです
とても気に入ってしまった一品をご紹介
長くなるのでご注意
眠い人はうたた寝の後にヨロ
まず「キャベツ」を入手
これは「アンパン」選びにも通ずることですが
見た感じより重そうなのを選ぶのがポイント
かといって
ドイツのキャベツのように
玉ネギが巨大化してキャベツ味みたいな
あまりに空気感がないのはダメ
生キャベツというのは
周りの空気も一緒に食しているということを
忘れてはならんのです
さて
3センチ角ぐらいに切ったあと
冷水に浸しましょう
ただでさえ手が切れそうな冷や水に
氷をぶち込むぐらいが適当です
さて油選びです
オリーブオイルもヘルシーでアリでしょうが
今回は「和もの」です
和っぽいチョイスでヨロ
ここで使用を注意したいのが
「ごま油」
これは結構
危険ブツです
香りが強すぎるのでキャベツの良き風味をふっ飛ばします
私は常々思っているのですが
ラーメンに「ごま油」が使用されているとき
よほどのこだわりがあってのことだと認識しない限り
大方の場合「無神経」という結論に至らしめています
その最たる一杯を先日いただきましたが
いわゆる中華系のお店の
「タンメン」っぽいもので露呈することが多いようです
十番@東中野 ぐらいのパンチのあるスープに合わせるなら
まあ アリと言ってもよいかもですが
おけい@飯田橋 っぽいライトで繊細な感じが
いわゆる「タンメン」だという認識のもと
幸いおけいさんはその辺のことを熟知されているお店なので
間違っても不用意なごま油を使用していませんが
湯島ラーメン@湯島 のコレは
正直「味噌」だからギリギリアウトを免れたものの
これがもし塩だったら・・・
考えるだけで夜も眠れなくなります
「味噌」がこれまた
いかに強くて美味すぎる調味料であるかという話は
別の機会に譲ることとして
そう「ゴマ」がいかに強いものであるか
「担々麺」の味の違いをかぎ分けるのが非常に難しいことと
まったく別次元の話ではないはずです
「ごま油」は
何かを炒めたり揚げたりするのに使われるよりも
その特性をアッピールする場合にのみ使われるべき
というのが私の考えです
以前どこぞで書いた
「キャベタレ」
これこそ ごま油のカッコイイところを
嫌味無く前面に押し出した最良の使用法だと
信じて疑わないわけです
正直「てんぷら屋」でごま油主体というのも
素材の香りを覆い隠してしまう点で
私の好みからは外れるということを付け加えておきます
さて
あまりに長くなってしまったので
油の話は置いておいて
「塩ふき昆布」を用意しましょう
まちがえても「潮吹き」と書かないように
違う意味の方が
今となっては主体です
下品なジェントルメンが寄ってきます
かくいう私も寄っていきます
また「塩昆布」とも間違えないように
「ふいて」いることが重要です
オホーツク産だのなんだの
今の世となっては上を見たらキリがありませんが
「ふじっこ」ので十分かと思われます
¥160ぐらいので十分かと思われます
さて
調理開始です
キャベツの水を切りましょう
クルクル回すやつがあると便利ですが
それでも100%切る必要はありません
ちょっと水分が残るかな?ぐらいの方が後に美味いです
深皿の底に油をたらし
キャベツをワシっと
その上から油を再び軽くたらして 昆布をパラリと
またキャベツをワシっと
その上から油を再び軽くたらして 昆布をパラリと
これで完成です
「キャベツをざく切りにして油と塩ふき昆布で和える」
一行で済むことを10分かけて話す
そんな友人Aを思い浮かべながら書いた結果です
もし彼ならこう続けることでしょう
最初はね ちょっと味気ない感じがするのよ
塩けも足りない感じがしてね
でもね 水分に湿った昆布から味が溶け出して
キャベツの表面に塩分と一緒に出汁的に広がっていくわけよ
底に行けば底に行くほど美味くなっていくわけ
ゴスロリをキメたかなり可愛い娘がさ
ソフマップかなんかの袋ぶら下げた図体のでかいアニオタにチョッカイ出されるみたいな
あ 可愛い娘の方が昆布の方ね
最初は無視して相手しないんだけど
塩に身を包んでます!って感じなんだけど
だんだん時間が経つにつれ心許しちゃうっていうか
結局最後はうまいことなっちゃうみたいなね
あれ何の話してたっけ?
あ そうそう油の話だった
お店で食べたときはね 底にしか油がなかったんだけどね
まあそれもアリかと思うんだけどね
ほら立ち食いそばで「月見そば」って食べるじゃない
あの「月見」いつ食べるか困るでしょ
オレだったらまあ そば3割やっつけたころに壊し始めて
なるべくそばつゆが濁らないようにしてやっつけていくんだけどね
白身はそのまま泳がせておいて
最後にはだんだん固まっていくのを期待する ってな感じ
まあ最後までズルズルって アレホントは嫌なんだけどさ
結局もったいなくて汁も全部飲んじゃうんだけどね
ほら中にはさ 最後まで黄身だけ残して食べていく人いるじゃない
最後の最後に黄身だけクッて飲み干す人
アレがたまんないっていうんだけどね
オレは そりゃ違うよって思うわけ
あれ?何の話だっけ?
あ そうそう 底にだけ油置くって話だっけ
あれも最後の一口は濃厚なんだけどね
やっぱり上からたらしておいた方がゼイタクでしょ
後半に行くとさ 油がキャベツの表面を侵食しだしてさ
なんだか色が変わってきちゃって
綾波レイが浸食されていくみたいなエロを感じるわけよ
負けちゃダメだ!とか言いながら
最後は全部食べちゃうんだけどね
守っているフリして
男なんざ結局食べちゃうことしか頭に無いのよ
下半身でもの考えてるって あれホントだよね
って 何の話してたっけ?
- 以後略 -
ああ
彼は今ごろどうしていることやら
幸せでない人生を送っていることだけは確かです
そして
この一品が
酒飲みのハートを鷲づかみするのも確かです