続きです。
龍神信仰がどうしてここまで広まったのか。
私、仏教の教えには疎いです。釈迦の教えの一つである「歯を磨け」だけは良く守っていますが、後は全然分かりません。当時の人も龍神に付いて知らなかった筈です。
どうやって庶民に龍神を事を教え込めばいいのか。
これっ、仏教布教の常套手段ですが、既に存在する神と仏は同じだと教え込むのです。例えば太陽神・天照大神は大日如来なのだとして。これが神仏習合の教えです。
神道の神と仏教の仏は断じて違います。それが本当なら日本の神々は全てインド出身となってしまいます。そんな訳ありません。日本には1万年以上前から日本人が住んでいたのですから。
当然、龍神信仰も日本の神と同化して信じ込まされました。その日本の神とは誰なのか。
神道は「しんとう」と読みます。しかし「道」を「とう」とは読まない。何故に「しんとう」になったのか。
それは日本以外の諸外国が「しんとう」と呼んでいたからです。
以前は神道ではなく「神祇(しんぎ)」と呼ばれていた。それが国際的には「しんとう」と呼ばれている。
多分、フランシスコ・ザビエルからキリスト教を伝来させた時代、日本には得体の知れない宗教がある。それを誤訳したのかは分かりませんが、「しんとう」と伝えた。
そう考えると「しんとう」はオランダ語かポルトガル語だったのかも知れません。
そう言う理由で昭和7年頃に神祇から神道と日本でも呼ぶようになった。
それでは神祇の前は何と呼ばれていたのか。それは諸説はありますが、「タツ」が有力です。
日本には文字が無かったのであえて「タツ」と呼びますが、タツとは大地から発生するエネルギーです。その姿は誰にも見えません。
しかし、大地から発生する物は全て「タツ」と考えられた。
大地から生える木々。冬眠から覚めて大地から現れる熊や蛇、大地から発生している様に見える虹や竜巻。湧き水もタツと考えられていた。
つまりタツとは神道の根本なのです。そのタツと龍神が集合した。辰は「大地から発せられるエネルギー」と言う意味だから辰をタツと呼ぶようになった。同様の理由で竜や龍もタツと呼ぶようになった。
タツは神道の根本。それが龍神と教え込めば誰もが理解できる筈です。
長々と書いてまいりましたが、私の言いたい事がご理解いただけましたでしょうか。
神道の神々の姿は見えない。当然、タツの姿も見えない。それなのに中国の王符と言う者がデザインした龍が見えるって可笑しいでしょ。
「龍が見える」と言う者は絶対の自信を持って「大嘘を付いている」か、「精神病で幻覚を見ている」と断言できます。
仏教では日蓮だかが紅龍の姿を見たとか言っていましたが、それは日蓮宗を広める為の大嘘だと断言します。神道の神々、タツの姿は絶対に見えませんので。
所詮、仏教は誤訳で人により解釈が違う。だから多くの宗派が発生した。宗派間でパイを食い合っている人間の考えの違いでしかありません。
そう言う事で私は龍が見えると宣うヒーラーの話など信じません。絶対に騙されません。
「龍神が見える」と言うヒーラーにお金を巻き上げられている方、よくよく考えてみてください。人間なんて誰しも大した存在ではありませんから。
ヒーラーは自分の優越感の為に人を騙す存在。人間を魚と見立てている釣師。貴方は釣師に釣り上げられて嬉しそうに跳ね回っているバカな魚です。釣師に食べられるのも知らないで。
よくヒーラーを観察してください。その仕草や感情、表情でただの人間、悪意がある人間だと言う事が分かる筈です。
自分を持っているのなら。自分で人生のレールを引いて歩んでいく意欲があるなら。
試しに私の記事をヒーラーに語ってみてください。シドロモドロになる筈です。神じゃなくて人間なのですから。
ではでは。