タマホーム。
私の友人もタマホームで家を建てました。
見切りの美学と言うか、コストを考えながらもメリハリのある設計は中々のものだと思います。成長したのも頷けます。購入者は見識があると思います。
住宅業界は悪質な企業の巣窟です。
震災で仙台の住宅の40%に瑕疵がある事が判明しましたが、仙台の住宅業界はボッタクリ率も非常に高い。平均40%が利益率だとも言われてます。それなら明瞭な価格を提示するタマホームを選ぶのも道理。
地元の工務店だと後々瑕疵が見つかるケースが多い。工務店並みの価格で全国展開の住宅メーカーの家が建てられるのであれば、建てる価値はあると思います。
さて、タマホーム「20代の家編」のCMです。かなり以前から流れています。
私、このCMを見ると心がやられるます。切ない。鬱になりそう。
CMでは「♪イェーイ イェーイ イェーイ イェーイ イェーイ イェーイ イエ イェイ イェイ イェイ・・・」と音楽が流れ、それに合わせてタマホームで新築した若夫婦が嬉しそうにピョンつく、ピョンつく飛び跳ねます。その光景が切ないのです。
「こんな田舎に家を建てて大丈夫なのか。家を建ててから離婚することになったらどうするんだ。転勤・転職したらどうするのだ。ちゃんと将来を考えているのか・・・」等々、考えちゃうのです。
「余計なお世話だ」と言われればそれまでですが、現時点でさえ日本では九州と同じ面積の土地が所有者不明。または相続放棄となっています。
地方都市の郊外などは空き家が非常に多い。更地にすると税金が高くなるので、朽ち果てるがままにしている。国もこのままにはしてはおくまい。
何れ大鉈が振られて改革される筈。空家の税率が更地並みに変えられたら、田舎の不動産価格はタダ同然になる。否、マイナスになる可能性もあり得る。
現に「50万円付けるから貰ってくれ」と言う物件も出ている。よくよく考えて家を建てないと後悔する。20年後は全国の空家率が30%になると言われているので。
今、コロナで大阪のミナミなどの繁華街の土地は暴落していますが、逆に全然動いていなかった田舎の物件は多少上昇しています。「テレワークなら田舎でも仕事が出来る」として上がって来ているのです。
でも、コロナ後はどうなるのか。団塊の世代が亡くなったらどうなるのか。
過疎化が進み行政も手を引く筈。病院も商店街も消える。そんな場所に20代で家を新築して大丈夫なのか。ゴーストタウンになるのではないのか。
損をする事に異常な程の恐怖を覚える私は、他人の事なのに心配になるのです。本当に余計なお世話ですけど・・・・。
或る程度、不動産知識がある者があのCM見たら家の購入に慎重になると思います。
CMの若夫婦のタマホームは辺鄙そうな土地に建っている。その土地で一生暮らす覚悟はしているのか。35年もローンを払い続けるのか。完済後、その家の土地に価値は残っているのか。
「20代で家を建てる。凄い・・」じゃなくて無謀。もっとよく考えろ。私はそう感じる。土地は必ず安くなるので。中国に日本が占領されたら分からないけど。
「無理して辺鄙な土地に家を建てるよりも今は待つべき」。あのCMを見てそう思う者も少なからずいる筈です。
そう空想していたら、タマホーム「20代の家編」のCMがリニューアルされた。今度は割と新築物件が密集している町でのタマホームが映し出されている。
多分、タマホームでも私の感想に気が付いた。今までのCMは購入をスポイルしていた部分があったと感じた。そう思います。
それと私はタマホームのCMソングは不快です。
特に最後に発する女性の気持ち悪い声での「イェ゛ーイ」。嫌悪感を覚えます。ピョン、ピョン跳ねて喜んでいる若夫婦もバカに見えます。
私がもう若くないからそう感じるのかも知れませんが、もうちょっと爽やかなCMにした方が良い。
タマホームがリーズナブルだけでなく、色々考えられて設計されている。それを分からせるCMの方が好まれ、購入に結び付くと思います。
まっ、私ならこんな時代に新築なんて買わない。買うとしたら中古物件が安くなるのを待ってリノベーションしますけど・・・・。
ではでは。
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