令和6年12月14日
AKファーム作業日誌
大豆の「青立ち」要因
近年、水田作大豆で発生する青立ちの発生要因は、登熟期間の高温や土壌水分ストレスによる※1着莢(ちゃっきょう)の減少である。
青立ちと着莢は負の相関があり、1節莢(さや)数が1以下となると青立ちが発生しやすい。
登熟期の高温、乾燥や乾燥後の灌水で発生しやすい。
九州北部の水田作大豆で、成熟が遅れ落葉せず茎に緑色が残る青立ちが発生し、
汚粒の発生や収穫前の株除去や別扱いなど、品質低下やコスト増になっている。
大豆青立ちの発生要因 | 研究成果詳細 | アグリサーチャー
農業用語は、難しい
※1 着莢(ちゃっきょう)とは
主にダイズやインゲンなどの豆類において、花が受粉した後に莢(さや)が形成される過程を指します。
この過程は、作物が収穫可能な状態に成長するための重要なステップです。
着莢が成功するためには、適切な環境条件や栽培管理が必要です。
同意語としては「莢付き」があります。 着莢にはいくつかの種類や特性があります。
●潅水と灌水の違いとは?違いを解説 | 違い
潅水と灌水は、農業において水を作物に供給する方法ですが、それぞれに利点やデメリットがあります。
潅水は土壌に水を浸透させ、灌水は株元から水を直接供給することで、
地域や土地の状況に応じて適切な方法を選択する必要があります。
●大豆多収のための栽培技術
農研機構 daizu_event-38.pdf
ダイズの花芽分化・開花・結莢過程と収量との関係に関する生産生態学的研究
齊藤 邦行 (岡山大学大学院環境生命科学研究科)