テーマ:「災害時の食生活支援を考える」
平成24年2月10日 13:30~
おかやま ノースヴィレッジ
コーディネータ
千葉昌樹准教授 名寄市立大学栄養学科
発表者
《自助》美作市土居西町地区防災会 岩本保男様
《共助》社)岡山県栄養士会 芽切朝美様
《公助》石川県健康福祉部健康推進課 濱口優子様
美作地域の大水害を経験として、23年「災害時食生活支援ネットワーク会議」が立ち上がり、災害時の食生活支援の取り組み状況の報告と必要性についての話し。
(所管:美作保健所勝央支所)
岩本先生によると、全国でも珍しい取組との評価
被災地の食の実態
おにぎり2個+カップみそ汁 の食生活が 5日間続く(能登半島地震)
災害の状況によっては、公助には限界がある。
自らの被災対応(健康)は自らの手で!
ヘルスプロモーションの理念!
災害支援も健康と同じ視点を持っている。
※心的外傷後ストレス障害(PTSD)
・自己、生命に危機を感じるような出来事の後に、恐怖心、無力感、フラッシュバックなどを呈し、1カ月以上にわたり、日常生活機能が低下した状態
・再体験(トラウマ記憶の侵入、悪夢など)
・回避(出来事を思い出さないようにする)
・過覚醒(かかくせい)(不眠、集中力、驚愕反応など)
過覚醒
強いストレスを受けたとき、交感神経の活動が亢進したり、副腎皮質ホルモンが分泌されたりして、体は活動するのに適した状態になります。これは、生体防御のための正常な反応であり、ストレスが解除されると、体もリラックスした状態にもどります。しかし、何らかの原因で、ストレスが解除されても体が緊張した状態を保ち続け、不眠症、イライラ、ちょっとしたことに極端に反応する、警戒心が強くなるなどといった状態が続いてしまうことがあります。
※震災支援をした消防士や自衛隊にも見られることがあるとのこと。
東日本大震災では、多くの方が支援に行かれています。現状の健康状態が気になります。
http://www10.ocn.ne.jp/~nobu48/data/saigai.pdf
フォーラム資料