安東伸昭ブログ

安東伸昭の行動日記

蓮池薫さん(拉致被害者)の講演

2018年08月06日 | 振り返り
平成30年8月5日 14:00~ 

奈義町の人権教育講演会
蓮池薫さん(拉致被害者)の講演
「夢と絆」

北朝鮮による拉致事件から40年がたった蓮池薫さん(60)が5日、奈義町の人権教育講演会で講演されました。

蓮池薫さんは昭和53年7月31日に新潟県柏崎市の海岸で北朝鮮に拉致され、平成14年に24年ぶりに帰国を果たしました。
現在は地元の大学で准教授として働きながら残された拉致被害者の帰国に向け各地で講演活動などを行っています。


●拉致の現場、北朝鮮での工作員としての思想教育、帰国の経緯、現在なお帰国がかなわない拉致被害者への思いと国の対応について、お話しを聞きました。
・新潟県柏崎市の海岸で当時交際していた妻の祐木子さんとともに北朝鮮に拉致されました。


・拉致された24年間に3つのポイントがあったこと。
 情報が入らない生活の中で、振り返ったときのその当時の変化についてお話しされました。
 北朝鮮で監視下に置かれた状況の変化
・ソ連が韓国との国交正常化交渉
・レバノン拉致事件
・北朝鮮による大韓航空機爆破事件(1987年)
・子供を残して、帰国し日本にとどまることを決意したときの心情
・拉致被害者家族の皆さんの心情

●日本語の翻訳をやらされていたとき、日本の報道を見ながら、「私たちは多くの行方不明者の一人で、まさか北朝鮮に拉致されたとは誰も分からないのだろう」と落胆した。
「被害者を返すことに大きなメリットがあると日本が示すことが重要で、それは経済協力や国交正常化だ。

●北朝鮮に残されている被害者の心情について「私たち5人が帰国したことを必ず知っており、日本に帰りたいという思いはさらに切実なものになっているはずです。
・北朝鮮が「被害者8人は死亡した」としていることについて「死亡の証拠をなにも出せておらず、生きている可能性は非常に高い

2時間弱のお話し時間があっという間に経ってしまいました。
会場は、満席の状況でした。
一言一言に重みを感じる講演でした。


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