勝山文化センターに行こう!(13:00)
平成25年2月21日 13:00~
真庭市勝山文化センターで開催の真庭市産業サポートセンター講演会に参加する。
講師:片山善博教授(慶応義塾大学 法学部) -元鳥取県知事
テーマ:新政権の課題と地域の再生
冒頭、鳥取県知事選挙に出馬し、2期8年間、知事に就任した経緯及び知事時代の取組について話をされる。
6000億円の借金を1000億円まで減らした経緯やいまだは自然エネルギー(風力発電)の取組について
公共事業は地方を救うか!
地域経済とその課題
TPPと地域
について、様々な観点から提言を含めた話しがありました。
TPPについては、交渉経過が解らないので、非常に判断が難しい。
ただし、TPPをあまり話題に出ていない、「ISD条約」の切り口からの話しは、興味の引く話でした。
ISD条約
ISD条項とは、「投資家対国家間の紛争解決条項」(Investor State Dispute Settlement)の略語であり、主に自由貿易協定(FTA)を結んだ国同士において、多国間における企業と政府との賠償を求める紛争の方法を定めた条項である。
簡単に定義するなら、「ある国の政府が外国企業、外国資本に対してのみ不当な差別を行った場合、当該企業がその差別によって受けた損害について相手国政府に対し賠償を求める際の手続き方法について定めた条約」ということである。
もっと簡単に訳すなら、「自由貿易協定を結んだから、あたしたち外国企業だけいじめないでね!いじめたら賠償請求しちゃうから!!」ということである。
TPPではISD条項が入ることが確実である。
これはアメリカ・カナダ・メキシコによる北米自由貿易協定(NAFTA:ナフタ)で導入された。
当然、米韓FTAにも導入されている。