平成27年9月16日
台風20号発生の情報です。
台風18号の被害により、台風発生により敏感になっております。
今後の進路予報に注意です。
グアム島の東で発生した熱帯低気圧が発達し、きょう16日(水)午前3時に台風20号となりました。
この台風が発生した場所は、過去に幾度となく、多くの台風が日本列島に向けて接近、あるいは上陸をしている地域で、いわば日本列島を最も狙いやすい地域の一つで発生したことが特徴として挙げられます。
今後台風20号は北上してくる予想ですが、当面の進路を決定するのは、いつも通り、その前面を覆っている太平洋高気圧の振る舞い次第ということになります。
現在は日本の東から小笠原、そして日本の南にかけてベルト状に覆っているため、台風はこの南端を西進しそうですが、週末にかけてはこの勢力がやや衰える予想で、この高気圧の衰えた(弱まった)場所に入り込むように北上してくる予想です。
この衰えた場所が小笠原付近ならば、台風は小笠原からそのまま日本の東へ北東進する可能性が高く、日本の南ならば本州付近に向かって北上してくることも考えられます。
今のところ、予報円からは小笠原付近を北上して北東進する可能性が高いと思われますが、もし西よりのコースを進んだ場合は関東などへ向けて北上してくる可能性も考えられます。もし関東に近付くような場合だと、タイミング的に今週末~来週前半にかけて(日曜日~月曜日頃)の可能性が高く、秋の大型連休(シルバーウィーク)とちょうど一致してしまうかもしれません。
週末以降の予想位置にはまだかなりブレがありますので、なるべく最新の予報を頼りにして下さい。
★台風の発生ペースが早い
平年だと、台風20号の発生は10月になってからです。9月中旬に20号に達するのは、10個の台風が上陸した2004年以来、11年ぶりとなります。
今年は、台風発生域の海水温が十分に高いこと、また、熱帯域での風のぶつかりあいが周期的に起こり渦を発生させていることで、台風が次々に発生。結果的に、毎月のペースで発生して、数が多くなっています。
★まだまだ続く台風シーズン
強力な台風が10月に日本列島に来ることも、珍しくありません。台風シーズンはまだまだ続きます。
一つ気になるのが、このところ気温が急に下がってきていることです。このまま秋本番になるわけはなく、もう一度、気温が上がるタイミングがあるはずです。そのきっかけを、南から熱を運ぶ低気圧、つまり台風が担うという可能性もあります。
最新の予測では、来週にも日本のはるか南海上で、台風の発生を示唆しているデータがいくつかあります。
台風19号はどこで発生!
14日にベトナムの東で発生していました。