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血液型O型の人・・・十二指腸潰瘍になりやすい

2012-03-05 | 梅肉エキス


血液型O型の人は十二指腸潰瘍になりやすいとの研究結果が出たらしい・・・

これだけは、生まれ持ったものなのだからどうしようもないのに・・・

~以下、3月5日読売新聞朝刊より抜粋~

十二指腸潰瘍なりやすいO型

 血液型がO型の人は、十二指腸潰瘍のできやすさが他の血液型に比べて1.4倍であることを、東京大学医科学研究所などのチームが明らかにした。科学誌ネイチャー・ジェネティクスに5日、発表する。

東大など研究チーム

 研究チームが、十二指腸潰瘍患者と健常者計約3万3000人の遺伝子の違いを調べたところ、血液型を決める遺伝子がこの潰瘍のできやすさに関係していることが分かった。O型の遺伝子を持つ人は、日本人に最も多いA型に比べて1.43倍、この病気になりやすかった。B型やAB型は、A型とほぼ同程度だったという。

他の血液型の1.4倍 遺伝子と関係

血液型は、赤血球表面にある物質で決まる。共通の遺伝子でつくられる同じ物質が腸の粘膜にもあり、潰瘍の原因となるピロリ菌が付着する目印になっている可能性があるという。

このピロリ菌・・・40歳以上の中高年の半数以上が保菌者・・・

2007年にピロリ菌と胃がんとの関係を解明する研究も発表されているのでそれも掲載しておきます。

ピロリ菌
粘膜破壊 たんぱく質特定

胃の中に生息するヘリコバクター・ピロリ菌が、胃粘膜を壊し、胃炎や、胃かいよう、胃がんを引き起こす事に関与するたんぱく質「PAR1」を、北海道大遺伝子病制御研究所の畠山昌則教授らのチームが特定し、2007年5月17日付の英科学誌ネイチャーに発表する。ピロリ菌と胃がんの関係を証明する成果で、胃がんなどの予防・治療に繋がると期待される。

ピロリ菌は内部にCagAというたんぱく質を持ち、胃粘膜を形成する上皮細胞に付着すると、先ず注射針のようなトゲでCagAを打ち込む。
 上皮細胞は互いに結合して胃粘膜の働きをするが、細胞内に侵入したCagAは細胞結合にかかわるたんぱく質「PAR1」に取り付き、その機能を失わせる事を確認した。
 その結果、上皮細胞が剥がれ落ち、進行すると胃炎や胃潰瘍を引き起こす。さらに、CagAが細胞増殖を制御するたんぱく質に取り付くと、これが活性化され、上皮細胞が異常に増殖、胃がん発症の原因となることもわかった。

このピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の殺菌に、青梅の果汁を煮詰めた梅肉エキスが強力な効果を発揮することを、

滋賀県立大看護短期大学部の藤田きみゑ教授らのグループが実験で確かめた。

エキスを飲むだけで、除菌効果が期待できるという。

 ピロリ菌は、胃や十二指腸の潰瘍の起因菌で、胃がんや胆道感染症などにも関係しているとされる。四十歳代以上の日本人では半数以上が保菌者。除菌治療は通常、抗生剤を使い。経口服用でほぼ100%除菌できるが、人によって下痢や味覚異常などの副作用が出たり、除菌後に再感染する場合もある。
 藤田教授と三菱ビーシーエル化学療法研究室(東京都)の長谷川美幸研究員らのグループは、副作用の無い除菌法を研究するうち、民間療法で胃腸病に広く使われる梅の実に着目。未完熟の青梅を摩り下ろした果汁を煮詰めてつくる梅肉エキスで抗菌、殺菌効果を実験した。
 この結果、エキス溶液濃度が0.15%~0.31%で有れば菌の発育を阻止。
通常の服用濃度に当たる0.9%では五分以内に98~99%の菌を殺すことが確かめられた。

 実験に使ったエキス溶液はPH(水素イオン指数)2.82~2.57の強酸性で、主成分のクエン酸が効果を発揮したと見られる。
 藤田教授は「臨床実験が必要だが、梅肉エキスがピロリ菌に効くのは経験上も間違いない。エキスの服用は、副作用がないうえ、菌予防にも役立つ。除菌療法との併用も出来るはず」と話している。
 梅肉エキスは市販品が多く家庭でも作れる。
通常服用する0.9%液はぬるま湯百㍉㍑に大豆大のエキスを溶かした濃度に当たる。

ピロリ菌とは本当に厄介な菌であることには間違いないのです・・・皆さんも気をつけて下さい。
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