ノイバラ山荘

花・猫・短歌・美術な日日

自然教育園@白金台

2010-04-12 14:18:28 | 自然
松岡美術館の帰りに、以前から行ってみたかった自然教育園に寄りました。

正式には国立科学博物館附属自然教育園という名称なのですね。
目黒駅からいつも庭園美術館に行くのですが、
その向こうの自然教育園まではなかなか足が延ばせませんでした。


入り口の桜。

ここからバーチャルウォークを体験できます。


園内まず出迎えてくれるお花は山吹。
眩しいなあ。こんにちは(^ω^)


小径の右側が路傍植物園。
左が樹木園。

路傍植物園の野草たち。

 羅生門葛(ラショウモンカズラ)。

 タチツボスミレ。

 
一輪草(イチリンソウ)

 
二輪草(ニリンソウ)

 
一人静(ヒトリシズカ)と錨草(イカリソウ)


山吹草(ヤマブキソウ)
先ほどの山吹と花は似ているけれど違うのですね。
山吹・・バラ科ヤマブキ属→木です。
山吹草・・ケシ科クサノオウ属→草です。

 
サルトリイバラ。

 
桜の花散るベンチでお弁当。


お弁当を食べたあたりを振り返ると、照葉樹のアーチになっていました。

 
はっ、これは石鹸の実!
足元にムクロジの実が落ちています。
石鹸として使えるのだそうです。神代植物園にもたくさん落ちていました。


見上げれはムクロジの木。

 
そのままひょうたん池に向かって歩いていくと、
左手に幹がうねる老木「物語の松」があります。

  
ひょうたん池。池の表が、ああ、きれい。

 
小径の左手、水生植物園の池。

 
桜が咲いて、水面に散っています。

 
池の右手、桜の向こうには湿地が広がっています。

武蔵野植物園を一巡します。

 
 
浅い池にはアカザ。花はまだ。

 

何の花だったか・・ツクバネウツギ?(・ω・;A

  
蕗の葉の間のムラサキケマンとキランソウ。

    
猩々絝(ショウジョウバカマ)とジロボウエンゴサク。

 カタクリ。

 
もう青い実になっているものもあり、そろそろ終わりです。

 春蘭(シュンラン)。
熊本生まれの祖母は「爺と婆」と呼んでいました。
正式な名を知ったのは、大人になってからです。




見上げるほどの老木「おろちの松」の下、ムラサキシジミに会いました!
きらきらとビロードの輝きです。

 
戻って水生植物園。

 
こちらから見ると桜がよく見えます。

 
ミツガシワ。初めて見ました!


トウダイグサ。


高尾でナツトウダイは見たことがありますが、これは初めてです。

  
水も空もきれい。

 
橋を渡り、
背の高い木々の間を抜けて、水鳥の沼を目指します。

 
不思議な形、何の木でしょう?

 
これは辛夷の木ですね!
こんなに空を覆うほど高くなるなんて!

 土塁。
中世(4~500年前)豪族の館跡。
そののち江戸時代は高松藩主松平頼重の下屋敷、
明治時代は陸海軍の火薬庫、大正時代は白金御料地、
昭和24年より一般公開されているそうです。
ただの公園にしては、「教育園」は違和感がありますものね。


野鳥の沼。以前は向こう岸に見事な桜があったと老紳士が
おっしゃっていましたが、枯れてしまったのでしょうか。

 
オシダとニワトコ。
ニワトコは新芽を天麩羅にするとおいしい♪

 

  
こんなところにアケビの花です!

 いもりの池。

岸には二輪草が。野鳥の囀りにつつまれています。

 少し歩くと

先ほどの水生植物園の裏手に来たので、引き返しました。

 
帰路、庭園美術館付近の桜です。