ノイバラ山荘

花・猫・短歌・美術な日日

駒場公園、日比谷公園

2016-06-09 21:13:32 | にゃんこの寄り道
みなさま、こんばんは(*^_^*)

昨日はいいお天気でしたね。
久しぶりに都心に遊びに行ってきました。
半年ぶりくらいですかにゃ?
やっと体力が回復した感じがします。

その間もルーティーンである
歌会、勉強会、研究会、校正だけは
ほぼ休まずに都心に通い続けました。
偉いでしょ、えへん。


まずはずっと気になっていた調べ物のため
日本近代文学館へ。


どうということもないも些細な調べ物なんですが、
どうしても確かめておきたかったのです。
語彙を仕上げていたので、
他のものは後回しにしていたの。


この道も久しぶり。

 
駒場公園東門、たたきのにゃんこの足跡も健在です。

 
木漏れ日が夏です。
この季節に来たことはなかったのかしら。
園内の近代文学館は春に通ったイメージ。

 
和館。


ムラサキカタバミ。


洋館です。

 
悲しかったのは、前庭の草が生い茂っていたことです。
手入れがされていない感じ・・。
7月から2年ほど整備工事のため休館となるそうです。

 
白い花はヤマボウシ?




洋館のベンチがお気に入りの場所。

 
坐るとこんな景色。

ほんの10分ほどしか時間がなかったのですが、
持参のおむすび弁当を食べました。
もちろん、中身は梅です。


なぜそんなに時間がないかというと、
日比谷で映画を見るためです。

 
地下鉄日比谷駅を上がるとゴジラがお出迎え。

 
その向こうにはスターの手形があります。
吉永小百合さんのを撮ってみました。

映画が終わって帰ろうとしたのですが、
今日は家に待っている人もいないし
夏の夕ぐれは気持ちよくて、
日比谷公園の方へ歩いてみした。

 
あ、この白い花は何だろう。


最近、ウィルキンソンの炭酸水がお気に入りです。
グレープフルーツのフレーバーは初めて。


日比谷公園有楽門。


日比谷公園って広いんですね。
大噴水しか記憶になくて。

江戸時代は大名屋敷、明治初めは陸軍の演兵場、
そして明治36年に日本初の
洋風近代式公園として誕生したのだとか。
『思草』と同い歳か~。

 
私より背の高い
タチアオイが出迎えてくれました。


入ってすぐの日比谷見附跡。
残されているのは江戸城外郭の石垣で、
ここに日比谷御門がありました。
見附というのは警備のために設けられた
城門のことだそうです。


明治時代初期に日比谷御門は
撤去されました。

  
アガパンサス、もうすぐひらきます。


石垣の西側の心字池。
もとのお堀です。

 
池のほとりに「思い出べンチ」が並んでいます。


楠の大樹が茂っています。



 
デイゴが花盛り。


不思議な形なんですにゃ。

 
第一歌壇。

 
旧公園管理所。
もう閉まっていましたが、見学ができるのですかにゃ? 
今度昼間に遊びに来てみよう。



 
アカンサスの花盛り。


見覚えのある噴水を探して。


あ、ありました!


明治時代のこの噴水は珍しかったでしょうね。


現代の噴水と違っていろいろな仕掛けはないけれど、
おっとりした感じがいいですにゃ。


第二歌壇。


ここまでで相当くたびれたので、
思い出ベンチで休みます。

「やさしかった青ちゃん 見守っていてね。
毎年ベンチに坐りにくるからねありがとう。
   ピーちゃん      2005.11 」

な、なんかいいなぁ(´;ω;‘)

まるで小鳥のように
青ちゃんとピーちゃんと呼び合っていた
このカップルは御夫婦なんでしょうか。

亡くなった青ちゃんを偲んで、
ピーちゃんは今年もこのベンチに座られたのでしょうか。

それとも、もう今は青ちゃんと同じところに?

最後の「ありがとう」がいいですね。
ありがとうとお別れができるなんて、
素晴らしい時間を過ごされたんですね。


不思議な石をながめながら。


帰りますにゃ。


泰山木は遠く離れてから
花に気付きました。


マクベス

2016-06-09 21:13:31 | 映画

日比谷のTOHOシネマズシャンテで
マクベス」を観てきました。

 
マクベスの妻を演じる
マリオン・コティヤールが好きなのです。

 
しょっぱなから子どもの埋葬シーンと
戦闘シーンではじまります。


主君である王を殺し・・

 
王となるも心のバランスを崩し・・


王妃をも病で失い

 
先王の息子たちによって滅ぼされます。

ロマンティックのかけらもない、
毒と血と裏切りと苦悩に満ちた
重厚な映画でした~。
(・ω・;A←ちょっとロマンティックを期待していた

しかも、暗い画面の中、衣装も地味で
とっさに登場人物がだれなのかわからず、
(男性はすべて屈強の汚いヒゲ面)
名前をきいても、「え、とういう関係の人だっけ?」、
しばらく展開をみて、「ああ」と納得する始末。

ストーリーを復習していかなかった私も私だけれど、
おそらく復習していっても分かりにくかったと思います。

外国の小説を読むときに
登場人物の名を一覧表にして
確認しながら読まないと
ストーリーがわからなくなった
昔を思い出しました。

もう一度見ればわかると思います。
頭の軽い私をゆるちて・・(´;ω;‘)


シェークスピアの戯曲『マクベス』を映像化した作品です。
『マクベス』は実在のスコットランド王
マクベス(在位1040年–1057年)をモデルとしていますが、
実在のマクベス王は17年の長きにわたり統治しましたので、
戯曲とは違いますね。

『マクベス』は『ハムレット』『オセロー』『リア王』と並ぶ
シェイクスピアの四大悲劇の1つで
成立は1606年頃と考えられています。

成立の年代は確定できないのですが、
1603年のイングランド王ジェームズ1世の即位が
大きく影響していると考えられています。

映画の中では、「マクベスは王となり、
バンクォーは未来の王の祖となる」という
魔女の予言を恐れたマクベスが
戦友バンクォーを殺します。

バンクォー自身は王になることはなく、
逃げ延びた息子が血を繋ぐこととなります。

このバンクォーを祖と考える
ステュアート家のスコットランド王ジェームズ6世が
イングランドの王位を継承しジェームズ1世となったところで、
シェークスピアは戯曲を書き、
ジェームズ一世と訪れた義弟の前で
その一族をたたえる「マクベス」を
上演したというわけなのですね。