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さらに

「ダンス オブ ヴァンパイア」のテーマを踊る阿呆に・・・と書いたけど、あまりになんなので。
と、またここのところの授業(心理学)が絡んで気がついたこと。


フロイトさんの仮説では、人の中にはエス(欲望)とエゴ(自我)とスーパーエゴ(倫理・道徳・理性etc)があって、エスとスーパーエゴがせめぎあい、それをコントロールするのがエゴ。

で、ダンスオブ~の人たちを見てみると、

アルフレートはサラと親しくなりたいという希望?があり、サラはお風呂に入りたい(自由にしたい)と、すでにエスっ気満々なのだけど、クロロック伯爵はサラやアルフレートに、しきりに欲望(エス)を解放しろと言う。しかし本人自体はいたって冷静に見える^^;

理性だ、知性だ(スーパーエゴ)、と激しく主張するアプロンシウス教授は、実は本を見ると浮かれてしまうし、大学の同僚を見返したいと思っているし、ノーベル賞も気になる模様(エス満載?)

「どうして親の言うことが聞けないんだ!」と怒るシャガールやレベッカはスーパーエゴの塊のよう。

実はバランスを取ってうまく生きているのがマグダかも。


やっぱり一番意味不明なのがクロロックさん。エスやス-パーエゴを超越してる?(だから人じゃないというわけで・・・)

人が健康に生きるには、色々と我慢して周りに合わせることも必要だけど、その必要がないときには、自分の欲望に素直になって存分に解放す(遊べ)ることが必要だとも。
まさしくクロロックさんはフロイトさんの教えを説いているのかもしれない^^

もひとつ脚本のクンツェさんがらみで。

「エゴ」という言葉、フロイトさんが言い始めたときはドイツ語の「私(イッヒ)」だったらしい。

エリザベートが歌う「私だけに」で、しきりに「私」、「私」言っているのはすごく彼女らしいことなんだな~と。
だからってルキーニが言う「エゴイスト(人のことを顧みない傲慢な)」とは違うと思うけど・・・。
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