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ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

「菊次郎とさき」 ビートたけし

2008-12-08 12:16:28 | 
親には敬意を払っておいたほうがいい・・・らしい。

正直言って、家族付合い、とりわけ親との関係は苦手だ。親父の頑迷さと不器用さには少々ウンザリするし、母親の迷信的な意地っ張りぶりには腹が立つ。

表題の本のなかで、ビートたけしが「親を許せるようになったときが、大人になった時だ」と書いているが、どうも私は大人になりきれていないようだ。

両親の離婚は、幼い私に家族というものに対して、斜に構える姿勢をとらせるようになった。別に嫌っているわけでもないし、親から不当に扱われた覚えもない。ただ、家族から距離を置きたい気持ちを強く育んだことは事実だ。

一人暮らしに憧れていたし、それを実現してからも海外で暮らすことを密かに狙っていた。ところが、難病と長きに渡る療養生活が、私を日本に縛り付けた。家族と遠く離れることを不可能にした。

実際、私は再就職するまで、20代の大半を親の扶養になる情けない生き方をしていた。そのせいか、母親は私の世話を焼きたがる。自分のことは自分でやりたがる私が嫌がるので、抑えてはいたようだが、私が近所に居て、時折世話を焼けることを楽しみにしている節がある。

困ったことに、私の妹たちも未だに親の手を焼かせている。やれ入院だ、孫の世話だと母は忙しそうに動き回る。たいへんだ、たいへんだと言いながら、嬉しそうに動き回る。

さすがに、こうなると邪険にも出来ない。家族から離れて、一人生きることに憧れていた私だが、家族のしがらみから離れて生きるのは難しそうだ。
コメント (6)
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