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ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済 上念司 その一

2019-05-20 11:40:00 | 

組織の中で働く以上、組織の上部を目指すのは自然なことだ。

新聞記者もまた会社組織の中で働くサラリーマンである。だから社長を目指して働くことは健全な野心である。

記者にとって霞が関の官庁の記者クラブに所属することは、出世コースであるようだ。特にキング・オブ・霞が関である財務省の記者クラブは、役員以上を目指すのならば避けられぬ関門である。

記者である以上、特ダネを目指すのは本能である。しかし、記者クラブに所属する場合、特ダネとは役人と親密な関係を築き、公表されるはずの情報を早期に、その一部をこぼしてもらうことである。

だから広報担当の役人とは、友好的な関係であることが求められる。一番怖いのは、自分だけ情報を教えてもらえないことである。日本の組織の人事考課は、マイナス評価が致命傷となる。

そのため、記者クラブに所属する記者は、その取材先である官庁との友好関係を第一に考える。間違っても、記者クラブで読み上げられ、配付される資料にケチを付けることはしない。

だから当然、財務省の記者クラブで広報担当の役人が、「日本の財政危機の解決のためには消費税の増税が必要不可欠です」と言ったのならば、その発言に疑問を投げかけてはいけない。

その発言内容を自分で調べて、異論をはさむなんて論外である。財務省の意向を正確に国民に伝えることこそ、記者としての自分の使命である。

え?社会の木鐸としての使命感ですか。

馬鹿を言っちゃいけません。もし記者クラブで問題を起こして、会社に睨まれて出世コースから外れたら、国民がなんとかしてくれるのですか。私には大事な家族があります。家族を幸せにする義務があるのです。

それに私は記者として嘘は書いていません。あくまで事実のみを書いている良心的な記者なのです。そのことの何が問題なのですか。

財務省は日本の国家財政の真実を隠している?

はァ~、なにを証拠に。上念司?あァ、どこの馬の骨ですか。民間人の法螺なんて相手にするほど暇じゃないです。そんなもの、読む必要ないです。

読んではいけません。国民はあくまで官庁の記者クラブで発表される事実だけを知っていれば良いのです。

(ヒネクレ者のヌマンタ曰く、やなこった!)

コメント
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