自分がかくも固定概念に縛られているとは思わなかった。
週末は、所用で外出した以外は、ほぼ自宅にこもっていた。食事は当然に自炊である。今回も三國シェフの料理を真似してみる。
ユーチューブで視た通り、非常に簡単なのだが、一番驚いたのは玉葱の皮を剥かずに、そのまま使ったこと。
まず深鍋に板昆布をいれ、根の部分だけを切り取った玉葱を丸ごと入れて、ひたひたに水をいれて煮る。沸騰したら塩を小さじでふたふり。落し蓋をして30~40分ほど煮込む。
その間に、少だけ上記の煮汁を少し使って、カニ缶(安いものでOK)をカタクリでとろみをつけておく。玉葱にすっと包丁が入るくらいまで煮込んだら、取り出して、ここで皮を剥く。
余談だが、三國シェフが「アッチッチ!」と言いながら、玉葱の皮を剥く映像が、なんか微笑ましい。
半分に切った玉葱に、とろみをつけたカニ身をかけて完成。こんなに簡単なのに、本格的なレストランで出されたかのように美味しい。皮を剥かずに煮込むことで、旨味を閉じ込めたのだと思う。
私が料理を始めたのは、小学生の頃だが、玉葱は皮を剥いて使うものと決め込んでいた。コンソメもつかわず、ここまで昆布だけで出汁が染み込んでいたのも驚き。残った煮汁は、スープを作るのに転用しました。
実は金曜日の夜、ドンキで安いカニ缶を買ったので、どうしようかと思っていたのが作るきっかけでした。本格的なカニ缶に比べると、少し風味が落ちると思っていたのですが、上手く使えて大満足。