齢を重ねると、人って怒りっぽくなるのかな。
子供の頃、ニュースや野球番組をみて怒っている大人を見て不思議に思っていた。でも、気が付いたら最近、ネットのニュースを見て怒っている私がいる。
冷静に考えると、自分のうざったさにウンザリする。昔から短気ではあったが、TVや新聞に怒ることは滅多になかったはずだ。
怒りは物事を糺す道につながるが、反面破壊的であり、生産的ではない。ぶっちゃけ楽しくない。ナマケグマが本性の私としては、穏やかに笑って過ごす中高年でありたいと願っていたはずだ。いつから、こんなに捻くれた大人になったのだろうか。
でも怒るのも無理ないとも冷静に捉えている。
最近、腹が立つニュースは、欧米に比べて日本はEVの推進が遅れていると賢しげに報じるものだ。
昔からよくいる日本を卑下して自らの見識の高さを誇りたがる似非ジャーナリストなのだろう。勘違いされては困るが、原油の枯渇が心配される21世紀において、EV車は立派な対応策だ。
ただし、EVだけが対応策ではない。天然ガス(LPG)駆動の車だってあるし、燃料電池、水素エンジンなど多様な対応策が模索されているのが実情だろう。実際問題、EV化を急速に推し進めた国では、電気料金の高騰、EV充電渋滞、リチウム電池の発火、あるいはリチウムによる環境汚染など問題が次から次へと湧き出ている。
だからだろうけど、環境真理教が跋扈するアメリカにおいてさえEV車への風当たりが強くなっている。ワイオミング州ではEV車禁止法案が州議会に提出される有り様だ。また国を挙げてEV車普及に邁進していたノルウェイでさえ見直しが囁かれ出している。なぜなら電気代が高騰しているからだ。
既にBMW社は急速なEV化に疑問を呈する発言をしているし、ルノーやフォルクスワーゲンも早過ぎるEV化に警鐘を鳴らしている。元々、EUのEV化推進は、自動車産業における欧州の主導権を確立させるといった政治的な思惑が背景にある。
もっといえばアジア特に日本車メーカーの排除が透けて見える。だからこそ現実的なハイブリッドさえ拒否している。日本と云う異分子が跋扈するようになると、ルール変更をして欧州有利な状況を作るのは常套手段であろう。
ただし世の中、そう思い通りにはならない。なぜなら欧州のメーカーではなく中国のメーカーが国家の大々的な支援を受けてEV車を開発販売しており、EV車市場を席巻しかねない状況が予測されるからだ。
何度も書いているが、ガソリン車を廃してEV車への移行を目指す背景には、原油の枯渇問題がある。このことに最も危機感を覚え、対応策を練ってきたのが皮肉にも自動車産業後発国であるシナである。現在、世界最大の自動車市場を抱えるシナだからこそ、その危機感は本物だ。
断わっておくが、私はEV車反対論者ではない。ただ早急すぎるEV化に違和感を感じ、EV以外のエンジンの開発を否定するべきではないと考えているに過ぎない。
そう遠くない将来、ガソリン価格は高騰し1リットル1000円の時代も来ることが不思議ではない。原油の枯渇は石油化学製品にも重大な影響を及ぼす以上、ガソリン以外のエネルギーを考えねばならないのは必然なのだ。
参考までにオール電化住宅を建てて暮らしている人から、この冬の家計状況を取材してみるといい。電気だけに頼ったことを失敗だと嘆く声が多く聞かれるはずだ。おかげでホームセンターなどでは、灯油ストーブが売れ切れ状態である。
そのことを踏まえた上で、日本のEV化の遅れを賢しげに非難するジャーナリストどもの駄文を読んで欲しい。取材不足というよりも、木を見て森を見ずの状態に陥っていることが明白ですから。
子供の頃、ニュースや野球番組をみて怒っている大人を見て不思議に思っていた。でも、気が付いたら最近、ネットのニュースを見て怒っている私がいる。
冷静に考えると、自分のうざったさにウンザリする。昔から短気ではあったが、TVや新聞に怒ることは滅多になかったはずだ。
怒りは物事を糺す道につながるが、反面破壊的であり、生産的ではない。ぶっちゃけ楽しくない。ナマケグマが本性の私としては、穏やかに笑って過ごす中高年でありたいと願っていたはずだ。いつから、こんなに捻くれた大人になったのだろうか。
でも怒るのも無理ないとも冷静に捉えている。
最近、腹が立つニュースは、欧米に比べて日本はEVの推進が遅れていると賢しげに報じるものだ。
昔からよくいる日本を卑下して自らの見識の高さを誇りたがる似非ジャーナリストなのだろう。勘違いされては困るが、原油の枯渇が心配される21世紀において、EV車は立派な対応策だ。
ただし、EVだけが対応策ではない。天然ガス(LPG)駆動の車だってあるし、燃料電池、水素エンジンなど多様な対応策が模索されているのが実情だろう。実際問題、EV化を急速に推し進めた国では、電気料金の高騰、EV充電渋滞、リチウム電池の発火、あるいはリチウムによる環境汚染など問題が次から次へと湧き出ている。
だからだろうけど、環境真理教が跋扈するアメリカにおいてさえEV車への風当たりが強くなっている。ワイオミング州ではEV車禁止法案が州議会に提出される有り様だ。また国を挙げてEV車普及に邁進していたノルウェイでさえ見直しが囁かれ出している。なぜなら電気代が高騰しているからだ。
既にBMW社は急速なEV化に疑問を呈する発言をしているし、ルノーやフォルクスワーゲンも早過ぎるEV化に警鐘を鳴らしている。元々、EUのEV化推進は、自動車産業における欧州の主導権を確立させるといった政治的な思惑が背景にある。
もっといえばアジア特に日本車メーカーの排除が透けて見える。だからこそ現実的なハイブリッドさえ拒否している。日本と云う異分子が跋扈するようになると、ルール変更をして欧州有利な状況を作るのは常套手段であろう。
ただし世の中、そう思い通りにはならない。なぜなら欧州のメーカーではなく中国のメーカーが国家の大々的な支援を受けてEV車を開発販売しており、EV車市場を席巻しかねない状況が予測されるからだ。
何度も書いているが、ガソリン車を廃してEV車への移行を目指す背景には、原油の枯渇問題がある。このことに最も危機感を覚え、対応策を練ってきたのが皮肉にも自動車産業後発国であるシナである。現在、世界最大の自動車市場を抱えるシナだからこそ、その危機感は本物だ。
断わっておくが、私はEV車反対論者ではない。ただ早急すぎるEV化に違和感を感じ、EV以外のエンジンの開発を否定するべきではないと考えているに過ぎない。
そう遠くない将来、ガソリン価格は高騰し1リットル1000円の時代も来ることが不思議ではない。原油の枯渇は石油化学製品にも重大な影響を及ぼす以上、ガソリン以外のエネルギーを考えねばならないのは必然なのだ。
参考までにオール電化住宅を建てて暮らしている人から、この冬の家計状況を取材してみるといい。電気だけに頼ったことを失敗だと嘆く声が多く聞かれるはずだ。おかげでホームセンターなどでは、灯油ストーブが売れ切れ状態である。
そのことを踏まえた上で、日本のEV化の遅れを賢しげに非難するジャーナリストどもの駄文を読んで欲しい。取材不足というよりも、木を見て森を見ずの状態に陥っていることが明白ですから。