ヌマンタの書斎

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LGBT法案に思うこと

2023-02-27 10:37:15 | 社会・政治・一般
民主主義を誤用する、あるいは勘違いしている人はけっこう居る。

その一つが少数意見の尊重という奴である。

まず基本的なことから言えば、民主主義とは多数決原理である。いかに正しい(と本人が確信していようと)とされる意見でも少数意見であるならば切り捨てられる。それが多数決原理である。

ベンサムはこれを「最大多数の最大幸福」と評している。

これに対し、多数決の横暴とか多数決独裁などと誹謗する人もいるが、これはおかしい。少数意見を正しいとし、多数意見を切り捨てることこそ横暴であり、独裁である。

そこで今、話題になっているのが国会で論議されているLGBT理解増進法である。

私は性的少数派を誹謗する気はないが、あれは個人の嗜好であり、多数派の権利を侵してまでして推し進めるべきではないと考える。あくまで少数派なのだから、多数派の権利こそ守られるべき。

嫌らしいのは、この議論に差別を持ち込むことだ。どちらかといえば差別よりも区別の問題であると思うのだが、差別的意識が根底にあることまでは否定しない。

そして困るのはLGBTの問題が、性的な性格を強くもつことだ。具体例をあげれば「私は身体は女だけど、意識は男なの」といって艶っぽい女性が男性用浴場に入ってきたら、健全な性欲を持つ男性は非常に困るはずだ。

だって絶対、欲情しちゃうもの。この事例を男女逆転させるともっと問題は明白になる。「私は身体は男だけど、意識は女なの」といって男が女性用浴場に入ってきた場合を想定すれば、これが如何に少数派の横暴だと分るはずだ。

いくらLGBTを尊重しろといっても本能までも抑制するのは難しい。いやなんで我慢しなきゃいけないの?はっきりいって迷惑だ。まだ混浴のほうがマシだと思う。

同性婚にしたところで、私からみれば少数者のわがままにみえる。婚姻ではなくパートナーシップ契約など他にやりようはあると思う。少なくとも血統を重んじてきた人類の文化的背景からはかけ離れている。これを認めるのが先進国というのもおかしな話だ。

いずれにせよ現段階の日本では、まだまだ一般的な理解は広まっていない。知識の普及と理解の促進を目的とするなら分かる。でも差別にかこつけて少数派の権利をごり押しするのは良くないと思います。

人気が欲しい岸田政権が、妙に肩入れしてますけど、声なき多数派の反発を感じているのか疑わしいです。
コメント (2)
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