ウソじゃないのは分かっちゃいるが、腹が立つのは抑えられない。
まずその第一は地球温暖化。地球の平均気温が上昇していることは否定しない。しかし、その原因がCO2であるとは、科学的には立証されていないから腹が立つ。
第二は脱炭素社会。言いたいことは分かる。分かるけど、今の西側先進国が自らの生活の快適さを温存して主張する厚かましさに腹が立つ。
そして一番腹が立つのは、原油の枯渇問題がマスコミから姿を消していることだ。イギリスのBP社の資料では、既に後50年分の原油しか残っていないと記載されている。また石油輸出国機構の資料では30年を切っているとの記載もある。
ところが困ったことに、これらの報告はほとんど信用がならない。これは書いている当人が注意を促しているほどである。なぜかというと、原油がどれくらい残っているかは、現在消費される原油量と、採掘される原油量をベースに計算されるが、どちらも一定の基準で算出されるデーターではない。
また原油産出国にとって、埋蔵され残された原油量は国家機密である。うかつに公表なぞ出来ない代物だ。なにせ現代文明は石油文明でもある。単に車や飛行機、船といった輸送機関のエネルギーとして使われるだけではない。プラスティック加工物としてありとあらゆる産業で活用される汎用性の高い物質が原油である。
この原油を支配していたのが欧米である。石油メジャーと呼ばれる巨大企業により中東の原油をわがものとしていた。しかし第二次世界大戦後の民族独立の嵐が湧き上がり、植民地は独立し、支配が危うくなった。
そこに止めを刺したのが70年代の石油ショックである。産油国が手を結び中東戦争に介入する欧米から石油採掘施設を強奪し、世界中の工業国にインフレの嵐をばら撒いた。
後世の歴史家は、この石油ショックを必ずや欧米の支配の終わりの始まりだと記すはずだ。その衝撃たるや、日露戦争の比ではない。旧植民地がかつての支配者に対して強力な武器を持っていることを露わにしたのだ。ここで初めて世界政治の主導権を欧米は第三社会に奪われた。
だからこそだろう、この石油ショックはおそらくは意図的に現代史において矮小化して記載されている。私は現代文明の中心が欧米であると強く認識している。その意識は外野たる日本人とは比較にならぬくらい欧米、とりわけ西欧では強いはずだ。その中心たる地位から転落する可能性があることを石油ショックは教えてくれた。
その後、イギリスは北海油田の開発に傾倒し、フランスやドイツは原発に舵を切った。原発に不安になると、かつての仇敵たるロシアから天然ガスを輸入するほどにエネルギーを多様化させた。
これらの動きはすべて世界政治の主導権を再び奪われることがないようにと、必死で足掻いているのが実相だと私はみている。そして21世紀の今日、遂に原油の枯渇問題が顕在化しそうなのである。
西欧は20世紀の石油ショックを決して忘れてはいない。もう二度と世界政治の主導権を奪われるような失態はするまいと決意しているはずだ。だからこそ、敢えて原油枯渇を世間の目から遠ざけるため、地球温暖化や脱炭素社会を強く打ち出した。
EUにおけるEV車の強要は、その一つに過ぎない。決してウソではないが、本当の目的を隠して自分たちの世界政治における主導的役割に固執しているのが、今のEUでありアメリカであろう。
私は予言者ではないが、それでも断言できる。多分、この試みは失敗する。現在の人類のエネルギー製作能力は原油頼りであり、これは100年以上かけて構築されたエネルギー供給網により支えられている。
そして電気エネルギーにその全てを代替させることは、まず不可能だと思う。欧州の一部でならば、ある程度可能だと思うが、アジア、アフリカ、南米などでは絶対無理だ。
もちろん世界の政治における主導的立場を欧米が安易に手放すはずもなく、たとえ戦争に持ち込んでも自らの優先的地位を守ろうとすると予測している。
他人事みたいに書いているが、もちろん日本は欧米側の立場である。ここを間違えると、格好の獲物として狩られる悲劇が待っている。21世紀の日本は、欧米の合わせて徐々に衰退することが最大の課題だと思う。間違っても欧米に対抗しようとか、第三勢力になろうなどと野心を持つべきではありません。
嫌らしい予想ですけど、この第三勢力になろうとするのはシナ及びコリアだと思います。欧米に並び、欧米を超えたと中華意識を復活させた彼らが、欧米に牙を剥いて唸るのは目に見えています。
日本はくれぐれも立ち位置を間違えないことを祈りたいですが、正直かなり心配です。右、左を問わず妙に日本アズNo1だと信じたい輩が増えている気がしているもんでね。
まずその第一は地球温暖化。地球の平均気温が上昇していることは否定しない。しかし、その原因がCO2であるとは、科学的には立証されていないから腹が立つ。
第二は脱炭素社会。言いたいことは分かる。分かるけど、今の西側先進国が自らの生活の快適さを温存して主張する厚かましさに腹が立つ。
そして一番腹が立つのは、原油の枯渇問題がマスコミから姿を消していることだ。イギリスのBP社の資料では、既に後50年分の原油しか残っていないと記載されている。また石油輸出国機構の資料では30年を切っているとの記載もある。
ところが困ったことに、これらの報告はほとんど信用がならない。これは書いている当人が注意を促しているほどである。なぜかというと、原油がどれくらい残っているかは、現在消費される原油量と、採掘される原油量をベースに計算されるが、どちらも一定の基準で算出されるデーターではない。
また原油産出国にとって、埋蔵され残された原油量は国家機密である。うかつに公表なぞ出来ない代物だ。なにせ現代文明は石油文明でもある。単に車や飛行機、船といった輸送機関のエネルギーとして使われるだけではない。プラスティック加工物としてありとあらゆる産業で活用される汎用性の高い物質が原油である。
この原油を支配していたのが欧米である。石油メジャーと呼ばれる巨大企業により中東の原油をわがものとしていた。しかし第二次世界大戦後の民族独立の嵐が湧き上がり、植民地は独立し、支配が危うくなった。
そこに止めを刺したのが70年代の石油ショックである。産油国が手を結び中東戦争に介入する欧米から石油採掘施設を強奪し、世界中の工業国にインフレの嵐をばら撒いた。
後世の歴史家は、この石油ショックを必ずや欧米の支配の終わりの始まりだと記すはずだ。その衝撃たるや、日露戦争の比ではない。旧植民地がかつての支配者に対して強力な武器を持っていることを露わにしたのだ。ここで初めて世界政治の主導権を欧米は第三社会に奪われた。
だからこそだろう、この石油ショックはおそらくは意図的に現代史において矮小化して記載されている。私は現代文明の中心が欧米であると強く認識している。その意識は外野たる日本人とは比較にならぬくらい欧米、とりわけ西欧では強いはずだ。その中心たる地位から転落する可能性があることを石油ショックは教えてくれた。
その後、イギリスは北海油田の開発に傾倒し、フランスやドイツは原発に舵を切った。原発に不安になると、かつての仇敵たるロシアから天然ガスを輸入するほどにエネルギーを多様化させた。
これらの動きはすべて世界政治の主導権を再び奪われることがないようにと、必死で足掻いているのが実相だと私はみている。そして21世紀の今日、遂に原油の枯渇問題が顕在化しそうなのである。
西欧は20世紀の石油ショックを決して忘れてはいない。もう二度と世界政治の主導権を奪われるような失態はするまいと決意しているはずだ。だからこそ、敢えて原油枯渇を世間の目から遠ざけるため、地球温暖化や脱炭素社会を強く打ち出した。
EUにおけるEV車の強要は、その一つに過ぎない。決してウソではないが、本当の目的を隠して自分たちの世界政治における主導的役割に固執しているのが、今のEUでありアメリカであろう。
私は予言者ではないが、それでも断言できる。多分、この試みは失敗する。現在の人類のエネルギー製作能力は原油頼りであり、これは100年以上かけて構築されたエネルギー供給網により支えられている。
そして電気エネルギーにその全てを代替させることは、まず不可能だと思う。欧州の一部でならば、ある程度可能だと思うが、アジア、アフリカ、南米などでは絶対無理だ。
もちろん世界の政治における主導的立場を欧米が安易に手放すはずもなく、たとえ戦争に持ち込んでも自らの優先的地位を守ろうとすると予測している。
他人事みたいに書いているが、もちろん日本は欧米側の立場である。ここを間違えると、格好の獲物として狩られる悲劇が待っている。21世紀の日本は、欧米の合わせて徐々に衰退することが最大の課題だと思う。間違っても欧米に対抗しようとか、第三勢力になろうなどと野心を持つべきではありません。
嫌らしい予想ですけど、この第三勢力になろうとするのはシナ及びコリアだと思います。欧米に並び、欧米を超えたと中華意識を復活させた彼らが、欧米に牙を剥いて唸るのは目に見えています。
日本はくれぐれも立ち位置を間違えないことを祈りたいですが、正直かなり心配です。右、左を問わず妙に日本アズNo1だと信じたい輩が増えている気がしているもんでね。