ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

来るな、来るなよぅ~

2023-04-05 09:56:41 | 社会・政治・一般
人は孤独に弱い。

猿人から直立猿人に進化する前からの生活形態なのだから仕方ないが、人は群れを作って暮らしてきた。それは100万年以上続いてきたDNAに刻み込まれた本能に近い。

弱いからこそ群れを作って生き残りを図ったのが、我々人類の祖先である直立原人だ。鋭い牙も爪もなく、堅い皮膚や強大な筋肉もないが、知能が発達していたので武器を利用して自らを守った。

それだけでは足りない。そこで堅牢な壁や門を作り、自らの住居を囲って守った。交替で見張り、守る役割を設けて集団の力で繁栄した生物、それが人間だ。やがて、人間同士の集団が生存領域を賭けて争うようになる。

強力な武器を持った人間同士が戦えば死傷者は絶えない。それを避ける為、話し合いによる和解の術を学んだ。お互いに約束を守り合うことで、争いを避ける知恵を身に付けた。

しかし世の中は広い。約束なんて守らなくても良いと考える民族がいる。ユーラシア大陸の東にある半島に棲息する民族がそれだ。約束という言葉は知っているが、それを守らねばならないとは考えていない。自分たちの都合次第で、平然と約束を破る。だから相手もそうだと思い込むのだろう。

信じられるのは自らが手にする武器のみだ。だから南コリアとアメリカが軍事演習を始めると、狂ったようにミサイルを無人の海域に打ち込んで威嚇する。孤独な独裁者には頼れる友好国はない。だからついついヒステリックになる。

来るなァ~、来るんじゃないぞう。

そんな無様な悲鳴が聞こえてくる。あのね、世界はあなた達が思うほどには、気にかけていませんよ。関心があるとしたら、開発できずに放置してある鉱物資源が欲しい北京のお方々くらいでしょうね。
コメント
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