けっこう一人暮らしが長い私だが、案外と偏食である。
いや、出されれば何でも食べる。その意味では偏食ではないが、自分の好き勝手ができる独り暮らしだと結構嗜好性が強く出る。その一つにタクアンがある。
居酒屋なので酒の肴として出れば、特に選り好みもせずに食べるし、定食屋などで出されれば普通に食べている。しかし、自分で買って自宅で食べることはなかった。おそらく20代の頃から30年以上、自分のためにタクアンを買ったことはないと思う。
そんな私なのだが、最近は3か月に一度程度、総菜屋でタクアンを買っている。その原因がタクアン炒飯である。
このレシピはブロガーのハラペコ・グリズリーさんが「世界一美味しい手抜きご飯」で紹介されていたものだ。レシピではタクアンを切り刻んで、ソーセージを切ったものを炒めて、あとは普通の炒飯同様に作る。
私は当初、なんだこのレシピはと懐疑的に思っていた。しかし、よくよく考えてみると、脂っぽい炒飯にサッパリとしたタクアンは案外と合うかもしれない。そこで作ってみた。
うん、悪くない。この時はレシピ通りに作ったが、少し不満も残った。そこでソーセージに変えていわゆるSPAM、ポークランチョンミートを使ってみることにした。
実はSPAMは時々買って、食パンに挟んで食べるのだが、どうしても余り勝ち。味が単純なので飽きてしまう。だから扱いに困っていたのだが、これがタクアンとの相性が良い。
現在はけっこう気に入っており、月に一回は作っている次第。ちなみに塩気の強い肉なら、なんでもいけるようだ。さて、次は何を試すかなぁ