>NBS長野放送
ゴールデンウィーク中に長野県内で発生した山岳遭難は18件、死者は4人でコロナ禍前の2019年とほぼ同じ水準となりました。
過去3年はコロナの影響がありましたが、今年は登山者も増えたとみられます。
原因で最も多かったのが「滑落」で8件。2日には前穂高岳で3人が滑落し2人が死亡しています。
次いで「技量不足」が3件となっています。
多分、遭難が増えるだろうと考えていたけど、悪い意味でコロナ前とほぼ同水準ですね。長野県内だけの情報なので、日本全国も同様ではないと思いますが、あまり大差がないだろうとも考えています。
コロナ禍でユーチューブなどを視ると意外なほどに登山関係の番組が多い。私も感心するようなレベルの高いものもありますが、映像の美しさをメインに据えた危なっかしい番組も少なくありません。
その危うさに気が付けるのは、実際に登山をしている人だけなのでしょう。春から夏にかけての時期は、山では冬山から春山へ変わる時期であって、断じて比較的安全な夏山に変わる時期ではありません。
平地とは異なり、標高の高い山では季節の変化が違うのです。厄介なことに春と梅雨の間の時期、すなわち4月から5月の時期は、山が冬山の美しさと、新緑の美しさを同時に見せてくれる麗しい時期です。
ユーチューバーに限らず、多くの登山者がこの素晴らしい映像に魅せられる。その魅力は山を断念した私でも惹かれる素晴らしさです。しかし、その裏には怖さもある。
冷たい冬の大陸性の空気と、暖かく湿った太平洋の空気がぶつかり合う季節でもあり、低気圧の位置次第で冬山の厳しさが訪れたり、あるいは急激に上がった温度による雪崩や山津波が起きる時期でもあります。
つまり優しい顔と怖い顔の両面をもった自然の美しさと怖さを同時に味わえるかもしれない時期なのです。登山経験の浅い素人が単独で登って良い時期ではないと思います。
登るなとは言いませんが、せめて経験者に同行してもらうのが理想的です。まァ経験者もピンキリなのですけどね。
ゴールデンウィーク中に長野県内で発生した山岳遭難は18件、死者は4人でコロナ禍前の2019年とほぼ同じ水準となりました。
過去3年はコロナの影響がありましたが、今年は登山者も増えたとみられます。
原因で最も多かったのが「滑落」で8件。2日には前穂高岳で3人が滑落し2人が死亡しています。
次いで「技量不足」が3件となっています。
多分、遭難が増えるだろうと考えていたけど、悪い意味でコロナ前とほぼ同水準ですね。長野県内だけの情報なので、日本全国も同様ではないと思いますが、あまり大差がないだろうとも考えています。
コロナ禍でユーチューブなどを視ると意外なほどに登山関係の番組が多い。私も感心するようなレベルの高いものもありますが、映像の美しさをメインに据えた危なっかしい番組も少なくありません。
その危うさに気が付けるのは、実際に登山をしている人だけなのでしょう。春から夏にかけての時期は、山では冬山から春山へ変わる時期であって、断じて比較的安全な夏山に変わる時期ではありません。
平地とは異なり、標高の高い山では季節の変化が違うのです。厄介なことに春と梅雨の間の時期、すなわち4月から5月の時期は、山が冬山の美しさと、新緑の美しさを同時に見せてくれる麗しい時期です。
ユーチューバーに限らず、多くの登山者がこの素晴らしい映像に魅せられる。その魅力は山を断念した私でも惹かれる素晴らしさです。しかし、その裏には怖さもある。
冷たい冬の大陸性の空気と、暖かく湿った太平洋の空気がぶつかり合う季節でもあり、低気圧の位置次第で冬山の厳しさが訪れたり、あるいは急激に上がった温度による雪崩や山津波が起きる時期でもあります。
つまり優しい顔と怖い顔の両面をもった自然の美しさと怖さを同時に味わえるかもしれない時期なのです。登山経験の浅い素人が単独で登って良い時期ではないと思います。
登るなとは言いませんが、せめて経験者に同行してもらうのが理想的です。まァ経験者もピンキリなのですけどね。