ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

虚構のゴールド免許

2023-05-29 09:51:15 | 日記

今年は自動車免許証の更新の年だ。

今回の更新では、これまで青色だった免許証がゴールドに替わる予定だ。ただし、安全運転をしてきた結果ではない。車の運転を5年近くやってないからである。

本当はお金を貯めてある車を買うつもりだった。でも心筋梗塞と、その後の病気続きで予想以上に金がかかり、車の購入預金をけっこう使ってしまい、どうしようかと迷っていたところに、心室細動となり止めを刺された。

以前、書いたようにICDという機器を左胸に埋め込んだことにより、突然死のリスクは大幅に減った。ただ、その後も階段を登った直後に、立ち眩みがして数分棒立ちになったことがある。

後で病院でICDから記録を抽出したら、数分間心室細動が起きていて、機器が自動修復のために作動していたことが分かった。まだ治療は完全ではないと分かったので、その後心臓にカテーテル・アブレーションとかいう手術をしえ、心臓内部のクリーニングをして今日に至る。

医師からも言われたのだが、もし運転中に心臓にトラブルがあると危険なので、一年以上体調に異常なしとなってから車の運転を再開したほうが良いようだ。たしかに怖いと思う。運転中にあの立ち眩みと同じ症状が出たら、安全に車を停めることさえ難しい。

そして、あの立ち眩みがあった最後の日から、ほぼ一年が経った。そろそろ車の運転を再開しても良いかと思っていた。ところが先週のこと、通勤途上の渋谷駅の階段で、立ち眩みに似た不快感を感じた。

ずっと歩きながら、妙に不快に感じていたのだが、空室となっている旧事務所へ着いたら、立っていられなくなった。とはいえ、椅子はもちろん家具も電話もない。あるのは廃棄ゴミと未整理の備品だけ。

仕方なく何故かたくさんあった手ぬぐいを床に敷いて横たわる。10分ほどだが、だいぶ楽になった。時間がもったいないので、そのまま片づけを少しやってから、新事務所へ出勤する。

午後には体調は戻ったが、いささか考えざるを得なかった。どうやら、まだ車の運転を再開するんは些か早いみたいだ。まだ病院に行ってないが、次のペースメーカー外来でICDからデーターを抽出し、その結果を聞いてから再び考えようと思う。

実は心臓のトラブル以外にもう一つ、糖尿病から来る低血糖の可能性もあったからだ。でも8年近く低血糖は起きていない。冷や汗なども出なかったので、違う気もする。いずれにせよ、この身体がボロボロなのは分かっている。

ボロボロの体ではあるが、まだまだ働けるし、少なくても3年前よりは体調はいい。それだけに、あの不調はけっこうショックだった。

せっかくのゴールド免許になる予定なので、けっこう運転を再開を期待していたのだが、今少し慎重であるほうが良さそうです。

コメント (8)
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