人間って奴は信じたいものを信じたがる。
最近ネット上のニュースなどで話題となっているのが「アサクリ」問題であるそうだ。当初は何のことだが分からず、朝に栗を食べる健康法かと勘繰ったぐらいだ。
実際は「アサシンクリード」でPS5で遊べるゲームらしい。主人公は黒人の侍である弥助である。織田信長がキリスト教の宣教師から送られた黒人をモデルにしているそうだ。弥助が侍かどうかは厳密には疑問があるが、本能寺の変でも明智勢相手に戦ったようだから、別に構わないと思う。所詮外人が作ったゲームだしね。
しかし看過できない問題が生じてしまった。
日本大学の准教授であるトム・ロックリーなる人物がWikiに史実として記載し、挙句に当時の日本には8千人の黒人奴隷がいると書き込んでしまった。そして当然に騒ぎになるとネット上のSNSなどの自分のアドレスを消して逃亡している。
ロックリーなる人物は歴史学者でもなく、単なる日本オタクではないかと思う。実際、学問的な実績は皆無である。ただ日本語が話せて、多少の読むか気が出来る程度なのだが、何故だが日大は准教授として採用してしまったらしい。
逃亡後、彼はろくに証拠資料も明記せずに、如何にも日本は黒人を奴隷として使っていたかのような番組をBBCで制作している。いってみれば従軍慰安婦を捏造した吉田清治のイギリス人版である。
そもそもポルトガル人が九州で日本人の男女を奴隷として海外に輸出した史実はあっても、日本が奴隷を海外から輸入した史実はない。ちなみに秀吉が伴天連追放令を出したのは、長崎で見た日本人奴隷の悲惨な姿を直に見たからだとされている。
まったくとんでもない下種な話ではあるが、これは放置すべきではない。ところが外務省を始めとして霞が関のエリート官僚様は、所詮ゲームでのことと尻込みしている。こんな時こそ政治が動かねばならないのだが、なにせ首相があの検討するだけの岸田である。
挙句に欧米のポリティカル・コレクト信者たちが、ここぞとばかりに日本こそ人権無視、黒人差別の総本山だと騒ぎ立て始めた。日本がポリコレに従わない不満をここぞとばかりに騒ぎ立てる。
この問題、放置すると従軍慰安婦以上の国際問題になりかねないと思いますね。