自民党の総裁候補総裁争いはツマラナイ。
理由は簡単で事前にほとんど決まっている出来レースだからだ。偶に例外というか、棚ぼた式に総裁に選ばれた海部や、どさくさ紛れに総裁に就任した森のようなこともあった。でも、大半は退屈であったし、これからもそうだと思う。
しかしアメリカの大統領選挙は違う。毎回なにかしらのドラマがある。2024年は歴史に残る大統領選挙になると思う。なにせ最初は退屈なくらいの前哨戦であったが、トランプ候補が狙撃されたことで、一気に関心が高まった。
狙撃を受けた直後に、血の跡をにじませながら腕を突き上げたトランプの映像は、まさに強いアメリカを望む大衆受け過ぎるもの。一方、バイデン大統領はコロナの影響もあり、また年齢的な衰えを感じさせる弱々しい声での演説が完全に裏目に出た。
民主党内部からも撤退を勧める意見が出てくる始末。だが老人は頑固だ。依怙地になって選挙を続けると言い張っていたのだが、先週になり選挙からの撤退を表明した。立派だと思う。この決断だけで、バイデンはその名を穢さずに引退できた。
そして、その替わりに副大統領候補であったハリスが民主党候補者として名乗りを上げた。黒人でかつ女性である。もう、こうなると誰が勝つのか分からない。ただマスコミの特徴をつかむには最適なリトマス試験紙ではある。
すぐにハリス優位の調査結果を公表したマスコミもあれば、トランプ優勢を報じたマスコミもあった。こうなると遠く離れた日本にいて二次情報頼りの私にはさっぱり分からない。
ただ、ハリウッド製作の映画でポリティカル・コレクトを前面に押し出した作品が大ヒットしないあたり、案外とハリス支持は表面的なものになるかもしないと考えています。トランプがどれだけ支持され、あるいは反感を買っているのかが分からないので、大混戦になりそうな予感がします。
やはりアメリカの大統領選挙は面白いですねェ。