つっこみどころ満載。
莫大な製作費をかけた世紀の駄作との評は、それほど間違っているとは思わない。長年のSFファンである私も、おいおい、それはないだろうと突っ込み入れたくなったぐらいなのだ。
でもねぇ、白状すると後半はけっこう夢中になって画面を見入ってしまいましたよ。いささか気恥ずかしささえ覚えますが、目を閉じて眠る気にもなれなかったし、席を立つ気は毛頭なかった。
多分、十数年たったら、こんなおバカな映画があったと話題になるような映画だと思う。そのくらいヒドイ出来だが、そのくらいインパクトがあったのも確か。
車やトラック、はたまた戦車がドリフト(路面を滑りながら曲がること)をするのなら、いくらでも見たことがあるが、よりにもよって数万トンの戦艦がドリフトする場面なんて捧腹絶倒で呆れるの通り越して、画面に目が釘付けでした。
ちょっと呆れるような映画が見たいと思ったら、この映画おすすめです。でも前半、30分は寝ていても差し支えないでしょう。あたしゃ、あまりに退屈で寝てましたから。それだけに後半のアクション・シーンは目が覚めるオバカぶり。
たまには、こんなのもイイかもしれません。だって楽しかったのだもの。
バトルシップ、ばかばかしい… と思いながらも楽しい作品でしたね。
お話はどこかB級なのに、これだけ大鰍ゥりな最新映像を使っているのが最高に贅沢でした。
浅野忠信さんの活躍が見られたのもうれしかったです。
スカっと爽やかなお馬鹿映画で、楽しめますよね。
何と言っても、軍事系のあれこれが好きなら絶対に楽しめそうです。
バカらしくても、ミズーリが動き出すシーンは泣けてきました。(笑)ただし、どうして、あの船であの宇宙船に勝てたのかは、まったく理解できません。勝利のキーワードは「孫子の兵法」でしょうか?(笑)
あ、最初の30分寝ちゃダメですよ!ラストシーンに向けての大切なブリトーの伏線があるじゃないですか!(爆)
バカバカしくって、ここまでくると素晴らしいと聞くバトルシップ。
行きつけのレンタル屋で旧作100円になったら見ます。
たぶん、カルト映画の仲間入りしそうな気がします。
ミズーリは動くでしょうが、あんなドリフトは無理でしょう。船体引き千切れます。でも、楽しかった・・・おバカ映画はああでなくっちゃね。