禁じることが必ずしも子供のためにはならない。
九州の小学校の給食で出されたウズラの卵を喉に詰まらせて亡くなった児童の件は痛ましいものだと思う。でも、その原因は、児童が良く噛まずに飲み込むように食べたからだと思われる。
残酷な云い様だと思うけど、これって自業自得ではないのか。学校側もすぐに吐かせようとしたらしいし、その対応に問題があったとは思えない。
おかしいのは給食にウズラの卵は出すべきではないとか言い出す輩だ。これこそ姑息な事なかれ主義に毒されたお役人的な対応に他ならない。
教えるべきは、良く噛んで食べること。すなわち食育であろうと思う。これは本来、各家庭でなされるべきだが、親がその意識に乏しかったり、あるいは忙しさからインスタント食品を良く食べさせる家庭だと、良く噛んで食べるといった基本的なことさえ教えていない場合もある。
昨今の学校給食は単に栄養のバランスだけでなく、美味しく作られている。亡くなった児童も喜び勇んで、飲み込むように食べたのだと思う。
繰り返しますが、この問題は他の食材でも起きえること。やるべきことは、学校給食からウズラの卵を除外することではなく、良く噛んで食べることを教えることだと思います。
余談ですが、最近は柔らかすぎる食材が多すぎる。歯ごたえがある美味しさもあるし、噛むことで美味しさがいや増す場合だって多い。また小骨を異様なまでに嫌う風潮もある。実際、スーパーなどで売られている魚などは、小骨をピンセットで抜かれたものが始末である。
魚、とりわけ浅い海に育つ魚の小骨なんて柔らかいし、食べても問題はない。ただ歯の間に挟まったり、喉にチクチクすることがあるが、いずれも家庭で対処できる程度のものだ。子供の安全とかいって、小骨を除くのではなく、小骨を取りながら食べることや、柔らかい小骨などは食べられることを教える方が、よほど健全な食育だと思います。
私も最初このニュースを聞いて驚きました。
うずらのタマゴをどうやったら詰まらせるのかと。
だって口に入れた瞬間、噛むじゃないですか。
児童はひゅーっと吸い込んだのだろうかと。
おっしゃる通り、これは学校側が責められる問題ではないし、うずらの卵を給食に出さないようにするという解決法はちょっと違うんじゃないかと思います。
それにしても難儀な時代ですね。