まさか40年経ってから世界的なヒットとなるなんて、お釈迦様でも分かるまい。
昨年末のことだが、アメリカの音楽配信サイトであるSpotifyで連続15日間一位になった日本の曲がある。
「真夜中のドア/stay with me」松原みき である。
ビックリした。私が十代の頃にヒットした曲が、今頃になって世界中で流行っているなんて思いもしなかった。
きっかけはインドネシアの人気ユーチューバーであるRainych(レイニッチ)さんがカバーして歌ったものであるようだ。私も視聴してみたが、たいへん優しい歌声の持ち主で、欧米でもけっこう評価が高いらしい。
ちなみに日本語は読み書きも出来ないし、話すことも出来ないようだ。でも、この曲はたいへんに気に入ったようで、ほぼ完ぺきな日本語で歌っている。ソニーミュージックが目を付けて、日本でも本格的に売り出す予定だとか。
数年前、由紀さおりの「夜明けのスキャット」が世界でヒットした時も驚いたけど、まさかこの曲も世界で日の目を見るとは思いもしなかった。きっと、あの世で松原さんも驚いているだろう。
そう、松原みきは40代前半で癌により逝去している。死後、20年経って注目されるなんて、なんという皮肉。こんな時、私は人生とはなんと理不尽なものなのだと考えてしまいます。
ところで久々に聴いた「真夜中のドア」ですけれど、未だ私、この歌の真意がつかみかねます。メロディは奇麗だし、歌としては良いものだと思います。でも歌詞の意味が分かりかねる。恋情とは割り切れぬもの、なのでしょうけどね。
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