ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

WBCってさ

2006-03-20 12:20:10 | スポーツ

試合そのものは、ほとんど観ていないので論評は差し控えたいと思いますが、来年あるのかいな、WBC。なんだって韓国と3回も試合するの?あたしゃ、ドミニカやキューバ(決勝で当たるが・・・)などとの試合だって観たかったゾ。

だいたいサッカーのW杯でも、予選A組1位とB組2位を試合させたりして工夫するものなのに、どうも腑に落ちない。新聞などでは、開催国であるアメリカ優位に仕組まれていたと書いてありますが、そのアメリカが予選リーグ敗退なのだから、お粗末な仕組みと言わざる得ない。

一生懸命プレーしている選手たちの責任ではないけれど、なんとなく興が削がれたのは如何ともしがたい事実だわさ。いずれにせよ、アメリカが勝てなかったWBCに、来年以降アメリカが協力するとは思えない。

私は子供の頃、米軍基地の隣町に暮らしていたことがあります。米軍の払い下げ住宅に住んでいたこともあり、近所には米軍基地勤務のアメリカ人家庭が何件もありました。敗戦国の野蛮人と日本人を見下げるアメリカ人の子供たち(なぜか全員白人だった)とは、日頃喧嘩ばかりしていました。

おかげで、英語の悪口だけは子供の頃から馴染んでいたものです。後年、中学校で「FAIR」という言葉が「公平」を意味すると教わった時、思わず「嘘だ~!」と声を挙げてしまいました。てっきり、「自分たちに有利にする」といった意味だと思っていたのです。

まだ4~5歳の頃の片言英語でのやりとりでしたが、あいつら負けそうになると「NOT FAIR!」とか叫んでいました。卑怯だと言っているようにも思えましたが、勝ち誇る時にも「FAIR FIGHT」とか言っていたようなので、理屈っぽい奴らだと子供心に思ったものです。

勝った者こそが、正義の看板を掲げる権利を有するのは当然にしても、その勝ちに対するこだわりには少々違和感を感じてしまいます。勝ち負けを繰り返してきた、長い歴史を有する国々との間で紛争が耐えないのも、むしろ当然かもしれません。


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3 コメント

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Unknown (jin rock)
2006-03-20 13:10:03
アメリカって国は 自分の不始末でも 企業に訴える国です トリノオリンピックの時から どんな手を使ってでも 勝ちにくるなという予感はしてました イチローが今日ほど屈辱を感じたことは ないと言ってましたが アメリカは 審判員も 日程も すべて自分たちの有利なように しくんできました それでも勝てないとなると 今度は ベストメンバーが揃ってなかったと コメントしてます そんなのは どこの国も 同じ条件で 工夫してきたことで あって いいわけにしかすぎません
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Unknown (タク)
2006-03-20 16:33:49
フェアプレイなんてコトバを発明した国が、威風堂々
と二枚舌つかったりさんざんなことしてたり、欧米の
感覚って謎がいっぱいです。でも、彼らの目線から
は、いたって「フェア」なんでしょうね…。
「消されかけた男」へのエッセイ後半部分が染みいり
ます。
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Unknown (ヌマンタ)
2006-03-25 16:12:13
好きなところも、嫌いなところも一杯ある国アメリカですが、日本にとって良くも悪くも重要な国でもあります。この暴力好きで、遊び好きでもある国と、いかに上手に付き合っていくかが、この日本の外交の第1歩だと考えています。
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