少しは改善されたのか。
そんな疑問が払拭できなかったのが先週のW杯アジア最終予選C組の対インドネシア戦でした。森保監督は事前に十分調査や対応策を練れるならば、相応に優秀な監督みたいです。半面、相手にそれをされた場合の柔軟で有効な対応があまり芳しくない。
7万人のインドネシアのサポーターによるプレッシャーもある上、直前の雨でピッチはぐちゃぐちゃでデコボコ。その上に韓国人のテヨン監督の指示のもと、日本代表が嫌がるプレーをしてきたため、前半途中までかなり苦戦した日本代表。
特にディフェンスの隙を突かれて最終ラインを突破された時は大ピンチでした。あそこで先制されたら試合はまったく別物になっていた可能性が大きい。しかし、GKの鈴木ザイオンのビックセーブで失点を免れた。あれはあの試合のターニングポイントでした。
右サイドで空回りのプレーに終始した堂安と南野ですが、これはこの試合に限ったことではない。分かっているはずなのに、同じポジションでのプレーを要求する森保監督も相当に頑迷だ。ただ昔の南野ならば、プレー中に不満たらたらだったはず。
左サイドを駆け上がった三苫からの高速のグラインダー気味のバスが来ると、いつのまにか中央にいた南野が見事なシュート。そこ、お前のポジションじゃないだろうと森保監督ぼやいたんじゃないのかね。でも見事なシュートなのは間違いない。
実は三苫は所属チームのブライトンでも似たようなラストパスを幾度も送っているのだが、かのチームにはそれに対応できる選手がいない。だからこそ得点した南野以上に三苫が喜んでいたのだろう。あれはワールドクラスのプレーですぜ。
後は後半に2点追加の横綱試合でした。雨でびしょ濡れな上にデコボコなピッチにも動揺することなく、自然に対応できた日本選手は本当にレベルアップしたと思います。でも監督はまだまだかなぁ。相手の監督もドングリの背比べレベルだったから良かったけど、欧州や南米の経験豊かな監督だったら危うかったかも。
もしかしたら森保監督、アジア予選は自分の戦術を選手に植え付ける練習の場として捉えているのかもね。けっこう穴がある戦術だと思いますけど。
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