多分、私はスパイ小説を読み過ぎなのだと思う。
数年前だが、アメリカでロシア人セレブがスパイ疑惑でFBIに逮捕された事件があった。冷戦時代からアメリカでもソ連でも、互いにスパイを送り込んでいたから、特段驚くことではない。
強いて特徴的だったのは、このアンナ・チャップマンという英国籍のロシア人女性がSNSなどで広く顔を知られた有名人であったことぐらいだろう。
ソ連崩壊後、KGBのスパイが出した回顧録によると、日本はスパイ天国であり、情報が取り易い国の一つとして高く評価されていた。ただ、その情報に貴重なものがあまりないことが難点であったらしい。
冷戦時の日本は、アメリカの兵站補給基地の扱いであったから、米軍施設の情報ぐらいしか貴重なものはなかったのだろう。しかし、経済面では成長を続ける日本は、次第に軍事技術でもアメリカに貢献するようになってきた。
そうなると、諜報活動を重んじるロシアからスパイが日本にやってくるのは当然だと思っている。当然に日本政府もそのことを自覚しており、紆余曲折はあったものの、ある程度実効性のあるスパイ防止法が施行されるようになった。
とはいえ、ようやくソフト面での国防の強化が、少しだけ進展した程度なのが国際的評価だと思う。実際、コリアやシナの産業スパイが横行して、日本の技術を奪っていく現実に対する抑止策としては、あまりに不十分だ。
このような現状なので、今も日本は世界各国のスパイが堂々と暗躍していると考えて間違いない。
私がYouTubeを頻繁に視聴するようになって、もしかしてこの人、スパイかしらんと疑ったのが、ロシア人YouTubeの草分けとして知られているAshiyaさんである。現在は、あしやとして番組をアップしているのですが、登録者数が25万人という人気ぶり。
そんな彼女を私が疑ったのは、その番組内で以前、日本大使館で仕事をしていた経験があると語ったことが契機でした。ソ連時代、日本大使館を始め世界各国の在ソ連大使館で雇用した現地スタッフであるソ連人は、皆大なり小なりスパイの役割を負わされていることは常識でした。
これは当人の意志とは無関係に、ソ連の公安機関、諜報機関からの強制であり、それを承知で現地スタッフを使っていたのです。ただAshiyaはソ連邦崩壊後の生まれであり、いくら現大統領がKGB出身だからといって誰もがスパイな訳はない。
まさかねと思いつつ、それにしても日本語上手いと感心していました。実際、彼女の日本語能力はかなり高く、趣味が日本語の駄洒落というレベルです。旧ソ連時代から、ロシアはモスクワ郊外に日本研究所を設けるほど研究熱心だったので、その成果なのかとも思っていました。
ちなみにAshiyaさん、平昌五輪の時の日本側マスコミ向けに、ロシアのザキトワ選手の通訳もしています。またNHKの番組に登場したり、はたまたモデル活動、券\活動の経験の他、日本で外国語教師の経験もあります。その経験を活かしてのYouTubeの番組作りが人気の秘訣なのかもしれません。
そんな最中、Ashiyaさんは親孝行として、母親を日本に招待して各地を旅行した番組をアップしました。その中で、その母親が日本は初めてだとしつつも、他の国はけっこう旅行していると聞いてビックリ。
ソ連時代は、一般庶民は東欧ですら許可制であり、まして西欧諸国への旅行など、そうやすやす行けるはずはありません。認められたのは、スメ[ツ選手や件p、券\、学術など特殊な人たちだけ。このお母さん、何者なんだろう?
以来、注意していますが、現時点まで彼女がスパイらしき行動をしている証拠は一切ありません。故国ロシアを愛する気持ちは十分お持ちのようですが、Ashiyaさん当人はロシアで暮らすのは嫌だと断言しています。
その原因は酔っ払い。実はAshiyaさんはあまり飲酒を好みません。故国ロシアの酔っ払いは、日本とは比較にならないほどに暴力的で、それがどうしても許せないとのこと。遂には今年になって日本に帰化申請をしていることも明らかにしています。
どうもスパイ疑惑は、私の思い違いなのかもしれません。ただ、非常に興味深いのですが、日本語で番組製作をしている外国人YouTuberはけっこう居ますが、もしかしたら最大勢力なのがロシア人。しかも容姿端麗な美女が多い。
なんとも不思議です。
軍事情報は基本的に機密事項である。
だから正確な情報が出回っているとは限らない。それでも、ある程度は推測できる。お隣の半島国家の南の方だが、年々痴呆化が進んでいるらしい。
日本海軍が垂直離発着機であるF35Bと、軽空母の改修を進めているのをみて、自分たちも空母を持つと騒ぎ出した。当初は軍の要望を受けたマスコミの一部が騒ぐだけだったが、次第にその声が大きくなっている。
ちなみに、南コリアの本性を明らかにしてくれた大統領は、自分の任期中には関係のないことには割と無関心である。ただ、対日コンプレックスに囚われた一部の人間が騒いでいる。
F35Bはハリアー戦闘機の後継となる最新の機体であり、その取得にはアメリカ国防省及びアメリカ議会と大統領の署名が必要となる。そして私の知る限り、アメリカは南コリアに対してF35Bの輸出を認めていない。
どうも金を払えば買えると思っているようだが、空母及びその艦載機の入手は極めてハードルが高い。実際、アメリカは長いこと、かつての敵国である日本に対して軽空母はもちろん、垂直離発着機の先駆であるハリアーを与えることを認めなかった。
潮目が変わったのは、レーガンと中曽根時代からだろう。その頃になり、日本はアメリカ国防省の内諾を得て、ヘリコプターの離発着が同時に複数機可能なヘリ空母である輸送艦の建造を始めている。
そして安倍首相に至り、ようやくF35Bの輸出が認められるようになった。アメリカは信頼のおける国にしか、空母及び艦載機の輸出を認めていない。
実はここまでが政治の話で、ここからは実務というか現場の話。F35Bが搭載できるように改造された軽空母いずもは、はるばるアメリカ東海岸にあるアメリカ海軍工廠にて、その性能テストを終えて先月帰国している。
これは始まりに過ぎない。その後、再びパナマ運河を通って東海岸まで出向き、F35Bの離発着訓練及び整備技術の研修、航空機管制などの研修を受け、アメリカ国防省の承認を得て、ようやく軽空母として実戦登用可能な状態となる。
おそらく令和28年くらいを目標にしていると思われる。日本は決して単独で軽空母を持てるようになった訳ではない。私が海上自衛隊をアメリカ海軍護衛隊だと揶揄する所以である。
一方、南コリアであるが、シナ帝国とアメリカとの間でふらついており、どちらからも信頼されないという喜劇的立場にある。当人たちは大国のはざまにあって、バランサー気取りであるが、誰もそれを認めていない。
そんなコウモリ国家に、アメリカが虎の子である空母及び艦載機の保有を認めると思っているから滑稽だ。だから今頃になって、アメリカが南コリアの軽空母(予定・・・)用にジェット噴射に耐えうる耐熱甲板の作り方を教えてもらえないと分かって騒いでいる。
この国、オリンピックやワールド杯のようなスポーツ大会では、審判の買収とか大会運営者に潜り込んだりと下種な工作活動は熱心なのだが、肝心の軍政に関しては、恐ろしくボンクラだ。
何故かって?
歴史を直視しないからだ。かつて清から日本へ統治権が譲渡された時もそうだし、日本がポツダム宣言を受諾したときもそうだった。肝心要の国際法及び外交慣習を学ぼうとせず、独り相撲で買収と賄賂でなんとかなると思い込んでいる。
ついでだから書いておくと、南コリアが本当に熱望しているのは、原子力潜水艦の保有だ。この30年越しの夢なのだが、おそらくアメリカもシナもロシアも協力しない。
南コリアは盛んに軍事予算を増やしているが、中身がスカスカなので、当面日本は対南コリア対策にこれ以上金をかける必要はないと思います。まぁ防衛庁は気にしているみたいですけどね。
忍者のイメージが怪し過ぎる
原因は分かっている。江戸時代の講談の影響もさることながら、その後の立川文庫の忍者物語、我が国初の特撮映画である「豪傑自雷也物語」などが忍者のイメージを決定づけた。
戦後になってからも、山田風太郎の伝奇風忍者小説、横山光輝の「伊賀の影丸」などが人気を博した。とりわけ週刊少年ジャンプに連載された「NARUTO」は世界的な人気作となったことも記憶に新しい。
はっきり言うと、本来の忍びの姿とはかけ離れている。忍びが書物に登場した最古は、おそらく天武天皇の頃だと云われるが、歴史的に証明されているのは、室町時代である。特に応仁の乱以降に増えたとされる。
要は既成の社会システムから離脱した人々であり、流民であり盗賊集団であったりした。そのなかでも山地ゆえに大名などの支配を受けにくい伊賀や甲賀、根来の忍者たちが、その特殊技能を売り込み、日本各地の戦国大名たちとの交流を深めていった。
電信電話などがない時代にあっては、情報の貴重さは今日以上であり、戦いに勝つ為、有利にことを運ぶ為にこそ情報の入手は必須であった。だからこそ忍びの者は重宝された。
だが、その権力に服さない姿勢が、織田信長の逆鱗に触れた。初戦は、正真正銘のうつけとして悪名高い次男の信雄がやらかして敗戦したが、これが信長を本気にさせた。
そんな時代背景のもと描かれた表題の書は、比較的忍者の実態に近いと思う。娯楽作品としても十分楽しめ、映画化もされた人気作です。機会がありましたら是非どうぞ。
音速を超えて飛行することは難しい。
この音速の壁は、プロペラでは超えることが出来ず、ジェットエンジンを用い得てようやく超える事が出来た。しかし、通常のエンジン燃焼では、やはり音速の壁は越えられない。
そこでジェット戦闘機は、アフターバーナーを燃焼させることにより音速の壁を突破する。この場合、燃料の消費は通常の5倍以上となり、超音速戦闘機といえども数分しかアフターバーナーは使えない。
つまり、超音速戦闘機といいつつ、実際は亜音速(マッハ0、7~0、8)程度で飛行しており、音速を超えることは滅多にしない。しかし、アメリカは遂に超音速で通常飛行が出来るエンジンを開発した。
この未来型のエンジンが、アメリカのF119であり、搭載するはF22ラプターであった。通常飛行で音速を超えて飛行することをスーパークルーズと呼ぶ。現在、このスーパークルーズが可能な戦闘機は、F22の他は、F35、フランスのラファール、ロシアのスホーイ37などに限られる。
そこに割って入ろうとしているのが、日本の石川島播磨が開発した次世代型ジェットエンジンであるXF9≠Pである。このエンジンは単にスーパークルーズが可能な出力だけが取り柄ではない。
まずF119と比して一回り小型である。ステルス戦闘機は機内に装備を隠すため、エンジンは小さい方が望ましい。仮にF22ラプターに搭載すれば、今まで以上に武器を搭載できる。そして、エンジンの小型化は難しいが故に、欧米が関心を持つ。
ようやく世界の最高レベルに肩を並べるジェットエンジンを日本単独で推し進めたい意向が強いようだが、おそらくイギリスのロールスロイス社との共同開発の可能性が高い。
RR社は近年、優秀なジェットエンジンの開発が上手くいっていないのも好材料だ。また日本は長年実戦経験がないが故に、エンジンの分解整備を含めて、戦場に対応できるノウハウが乏しい。アメリカのGEやP&Wも狙っているはずだが、こちらには潰される可能性もあるので、私はお薦めできない。
生き馬の目を抜く戦争商人の世界では、手を結ぶふりをして、相手を生殺し状態で潰すのはよくある話。ノースロップ社など優秀な戦闘機を開発しながら、軍に採用されずに会社ごと潰された実例は、決して少なくない。
でも最悪の手は、次期国産戦闘機であるF3に搭載させての単独開発である。コスト面で大幅に不利なだけではない。将来的にアメリカの敵認定される可能性があるからだ。
戦後70年以上が経つが、未だアメリカは日本の手綱を手放さない。世界中の国々で、首都を外国の軍隊の基地に包囲されているのは日本だけである。日本の軍事力が、アメリカ海軍の護衛及び在日米軍基地の防衛に偏重しているのも、当然に戦勝国アメリカの意向である。
今もアメリカは、軍事的には日本を掌握下に置いているし、まだまだ解放する気はない。もちろん日本政府及び霞が関の官僚たちは、そのことを熟知している。しかし、それでも何時かは軍事的にも自立を目指したいと志向する人たちはいる。
それは、国家としてある意味健全な志向であると私は思うが、アメリカを敵にまわす愚を考えれば、まだ当分は軍事的な自立を表に出すべきではない。アメリカは常に敵を必要としている国であり、経済力、技術力、資金力を十分に持つ日本は仮想敵国となったならば、決して容認できる存在ではない。
隣に自主独立を目指している夢想国家があるが、私はこのマヌケちゃんは、いずれアメリカ、シナのどちらからも敵国認定されると思っている。まァ多分、シナにすり寄ると予想しているけど、アメリカの浮ウは分かってないと思う。
繰り返すけど、今回日本が開発に成功したXF9エンジンは、世界第一級の性能を持つ可能性がある。そんな優秀は平気を見逃すほどにアメリカは愚鈍ではない。F2戦闘機の後継機であるF3を純国産で進めたい意向は、心情的にはよく理解できる。
しかし、日本の置かれた政治的な立場を考案すれば、やはりアメリカやイギリスとの共同開発を受け入れ、自らの姿勢を明白にするべきだと思う。
なにを弱気なと思う方も多いと思うけど、21世紀の日本は高齢化と少子化により徐々に衰退していくことを考えれば、身に合わぬ野心は持たぬほうが良いと思うのです。
この十年でマスメディア(新聞、TV)を苦境に追い込んだのがユーチューブであろう。
割と冷淡であった私だが、昨年の新型コロナのせいで自宅にこもることが増えたせいで、ネットでユーチューブの番組を視ることが格段に増えた。
おかげで、これまで容量が余りっぱなしであったWifiが限度一杯まで使う日が増える始末。まぁ、これは私が音楽系の番組を流しっぱなしにすることが多いからだろう。どうしてもクラシックやジャズは長くなるしね。
なので、対策として気に入っている曲はダウンロードして、ネットとは切り離して聴いている。では、どんな番組の視聴が多いかというと、はやり雑学系である。
「ゆっくり」系の番組が多いが、ここは玉石混合。アクセス数を増やすために刺激的なタイトルを付けるが、中身がスカスカのものが少なくないのが難点。
次に多いのが、料理系の番組。三國シェフ以外にもあれこれと視て、自分の料理の向上に役立てている。
ニュース系の番組は、正直レベル差が激しい。やはり、しっかりと裏を取って作られているのは、大手メジャー系、ぶっちゃけTVからの転用である。ただし、政治的に偏向しているものが散見されるのが難点。
ただし、時間を短時間(10分から20分)程度にまとめているものが多く、飽きっぽい私にはありがたい。
これでは増々、TVを視る時間が減るはずである。実際、現在私が見るTVのニュースは国内のものよりBBCやCNNのほうが多い。日本語の同時通訳がある番組をスカパーが流しているので、ありがたく視聴している。
10年前は、ネットがTVを超えるなんてあり得ないと思っていた。しかし、現状をみれば、既にそれは起こっているのだと実感しています。
これは誹謗する訳ではないのですが、YouTube系の報道番組は、分かり易い一方で、取材不足、認識不足、検証不足が多々あります。あきらかに情報操作していると思われるものもあり、信頼度は低いのも事実。
その点、TV局のスタッフによるものは、しっかりと取材、検証したうえで番組が作られている。ただ、長年の悪癖である左派により政治的偏向が番組の信頼性を損ねているのも事実。
現在、TV局は広告収入がネットに抜かれるなど経営的に厳しくなっていると聞きます。ある意味、自業自得だと思いますが、こんな時だからこそ、これまでの政治的偏向から脱却して、質の高い報道が出来れば、まだまだやっていけると思うのですがね。
無理っぽいのは承知ですが、ネットの世界の質の悪い報道系番組を視ていると、老舗のマスコミしっかりせいと思わざるを得ないのです。