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イカリソウが雨に濡れて咲いている。こんな天気だからと気分だけ、つい1ヶ月ほど前に帰って、朝から500ccの缶ビールを飲み、風呂に入った。これでもう、車を運転することはできない。寒い冬の間は無精を決め、終日炬燵の囚われ人でいたいため、よくこういうことをした。段々と陽気が良くなって、この頃はそんなこともしないで済むようになったから、今日は特別かも知れない。
ところが、本日においてはそれで終わらなかった。風呂の中で読んでいた本がいけなかったのだが、酒と、その酔い心地をあまりに巧みに描写してくれていたので、汗もかいたしと、よく冷えたもう1本に手を出してしまったのだ。1本ならず2本、親愛なる読者各位には誠に畏れ多いことながら、従ってこの呟きは、素面(しらふ)だと断言するにはやや難しい。その上で、気の弱い男が酒の力を借りて吐く独り言が、入笠を一歩離れると一体どうなるかを、はしなくも晒してしまうかも・・・。
ウーン、番外編になるのが、政(まつりごと)の喧騒でも呟くか。普段は山の中にいて、山を下りれば炬燵の中にいる、そういう者にまで聞こえてくる現在只今の政争だが、特に選良と言われる人たちは、守る方も攻める方も、1日1億円も費用がかかるといわれる議事堂で、残念ながらそれにふさわしい論議を行っているとは思えない。優秀と謳われている官僚も、情けない役を演じさせられている。それが凡夫の感想である。が、この件はこれ以上続けると長くなり、頭に血が昇りせっかくの酔いが醒めるので止めておく。
もうひとつ、取材先に蝟集する人たちの振る舞いだが、これも呆れる。とても「市民の木鐸」の風は窺がえない。朝から住宅街に胡乱な男女がゾロゾロ、カメラだマイクだを持ち込み、取材相手の片言隻句を聞こうと押しかける。まあ、喜んでやっているわけではないだろうが。
現首相の覚え愛でたかった某女性記者が、批判的な論文を堂々と署名入りで月刊誌に書いた。それは胸に落ちた。他方、酒席で取材を試み、いいようにはぐらかされ、言葉でもて遊ばれた女性記者がいた。するとこの人は、それを性的嫌がらせだとして、密かに録音した内容を今度は週刊誌に持ち込んだ。あまりにもあざとくはないか。もしかすれば記者であることを隠し、ホステスを装い近付いたのかも知れない。人には恥部もあれば、秘部もある。こういう方法で覗かれ、晒されたら、たまらない人ばかりだろう。この女性記者は確かに性的嫌がらせを受けたかも知れない。しかし果たして、「被害者」なのだろうか。シリアの子供たちが泣いている。
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