入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

   ’18年「春」 (49)

2018年04月27日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

Photo by Ume氏

 今朝も鳥の声を聞きながら、ゆっくりと上がってきた。お目当てさんにも会えたし、たくさんのその他の皆さんの美声も楽しもむことができた。
 ケヤキ、ナラ、クヌギ、ブナ、小豆坂トンネルを抜けて荊口方面に向かう山室川の対岸の天然林が、今それぞれの特徴ある若葉の色調を競うように見せてくれている。そしてその複雑な色合いに山桜が、実に所を得て咲いているのがまたいい。登るにつれて木々の葉が次第に色彩を失っていくのも毎年のことながらこの時季の特徴で、それが最もはっきりしているのが落葉松だろう。きょうのUme氏の空撮写真の場が第1堰堤で、その1キロも行かない上流に第2堰堤があるのだが、そこから眺める新緑は、権兵衛山の落葉松の葉が幼年とすれば、青年の段階と言ってもいいくらいだ。できればあのくらいで色止めしてほしいのだが、そうもいかない都合が自然にもある。
 鳥の姿や囀りに注意していると、木々の間から二つのアルプスが見えてくる。まだしっかりと残雪をまとい、薄青い空に鋭い峰々を浮かばせている。ほんの一瞬のことだが、遠い時間の自分に還って、それらの姿を眺めていることに気付いたりする。上高地、徳沢、横尾、さらに屛風岩・・・、涸沢の圏谷を埋める残雪上に咲くテントの花、目に浮かぶ。
 きょうはこの辺り、北門の近くでも、山桜の開花が確認できた。



 Ume氏の空撮写真とほぼ同じ場所で撮った写真がこんな感じで、ここのしだれ桜は本当に見事、素晴らしい。Ume氏の空撮写真は明日、明後日も、ご期待ください。それにしても、貴重な素晴らしい写真、本当に痛み入ります。感謝してます。
 SN子さん、予約受けました。お待ちしてます。

 FAXでも予約や問い合わせに対応できるようになりました。ご利用ください。今月末からの連休は今年も、さまざまな野鳥の美しい声に混ざり、閑古鳥の鳴き声もしてます。
 入笠牧場の営業案内は「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」
「同(2)」をご覧ください。
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