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きょうも下界は猛暑のようだ。「危険な暑さ」などという言葉が使われ、注意が喚起されている。最近の異常気象や体温を越える気温上昇の原因としては、すでに二酸化炭素の影響がほぼ定説となって久しい。わが国でもその排出抑制策が打ち出されているが、かと思えば、そんな考えを否定する人もいる。どこまで科学的に正しいかは分からないが、そんなことを主張する人たちに、covid-19を軽い風邪程度に見做して、夜なよな街路の饗宴に浮かれる若者たちの姿を髣髴させる。
信州もCOVID-19の感染拡大がさらに深刻になりつつある。昨日の発表では松本市よりか長野市の方が感染者が多く、わが伊那市はゼロだったが隣の駒ケ根市に感染者が出ていた。長野市の場合は新幹線、駒ケ根市の場合は観光が影響しているのか、いずれにしても人の流れがこうした結果、傾向と微妙に関連している気がする。ワクチン接種のスピードと感染の拡大が競い合い、まだその行方、勝敗が、日本国の最高権力者であるあの人の言うほど楽観できるのか、疑っている。
当牧場の山小屋及びキャンプ場も人数を制限し、家族、夫婦、それに準じた関係の人以外、複数の友人、知人同士が一つのテントに雑居するような場合はお断りしている。
先日、電話での予約申し込みでのことだったが8月の末に、男性4名、テント一張りでの申し込みがあった。それで、「申し訳ないが、各自が一人用のテントで来てもらえるか、もしくはあなた一人なら大歓迎だが、そうでなければお受けするのが難しい」と伝えると、残念そうに了解してくれた。そしてボソッと「高齢者ばかりでワクチン接種は済んでいるのだけれど」と言い添えた。
こういう場合は、差別的との批判もあろうが、受ける。今年は営業案内を引っ込めてしまったので、この辺りのことが充分に伝わらずに徹底できていない憾みもあるが、遅ればせながらご理解とご協力をお願いしたい。
宮本常一の「辺境を歩いた人々」を読んでいたら「牧守」という言葉が出てきた。「牛守」よりかこちらの方が余程いいという気がして、以後は必要ならこの言葉を拝借したいと思っている。
きょうは撮影の下見が終わったら、猛暑の下界へ下る。クワバラクワバラ。
O澤さんの主張は承りましたが、ここでそれを論じるわけにはいかないので、接見した折に。K殿、そうですか。昨夜も短い間でしたが美しい星の海で泳ぎました。また、いい時季を選んでお出でくだされ。
昨日は呂律が乱れ、おかしな独り言になってしまいました。どなたもご自愛専一に、本日はこの辺で。