久しく「開かずの本棚」(*1)になっていたところを
うんうん押し開けて 二重の棚(*2)の後ろ側の隅に「鋏と糊」を探し出した。
隣りに 千葉敦子「ニューヨークの24時間」、中公リビング「家事整理学のすべて」も
静かに収まっている。
せっかくだから 3冊なかよく取り出してみた。
3冊それぞれに 新聞切抜きについての文章が載っているが、
「鋏と糊」「家事整理学の…」には
期せずして「世界名作の旅」についての話が出てくる。
なんだか うれしくなっちゃった。
この4分冊の形で読むことができることも 充分うれしいが、
「世界名作の旅」の連載されていた時代にタイムスリップして
日曜版の大きな紙面で 読んでみたかったな。。。
「あなたがまったくの独り者でないかぎり、新聞は『家族』のものであることを
忘れてはなりません。」(「鋏と糊」ハヤカワ文庫版 p.59)
と三國さんに注意されているのですが、
えいやっと「記者風伝」を切り抜いて 18枚ほどたまった。
10枚ほどを1束にして クリップで留めた。
以前買ったはいいが使わずにあったプラスチックかご(*3)に
切抜きを 途中やんわりと曲げて入れてみた。
真ん中の写真の端でちょうどよく折り返され、
しかも 約24×15cmの底面には 二列に納めることができた。
きゃあ~、美し~。
切抜き 楽しくなりました。
肝心の記事そのものを まだあまり読んでいない。本末転倒!
・・・、まっ イイカ。
※※※
*1 本棚の前にスペースがある。スペースあるところに モノが増える。
モノあるところに モノが重なる。よって 「開かず」になってしまう。
*2 前面の棚にスライドレールが取り付けられていて、スライドさせると
後ろ側にも棚が現れる。
買う時には「収納量UP」とうれしく思っていたデザインだが
あまりに隙間なく詰め込んだせいか、
軽いはずのスライド動作が重いの何の。
本棚は ますます「開かず」になっていった…。
*3 約27×18×高さ8cm。(底面 約24×15cm。)
[2012/10/18 編集]