将棋サーフィン。
ツヴァイク「チェスの話」を読んだ。みすず書房、≪大人の本棚≫シリーズ。2011.8。
「解説 ツヴァイクの甦り―今は亡き児玉清氏に」は池内紀。「児玉さんはツヴァイクが好きだった。…」と始まる。児玉さんが亡くなったのが2011年5月(三日連続kodama号の旅 初日 premium)。この原稿の締め切りの頃であっただろうか。
児玉さんが大学生、ドイツ文学科在籍の頃に 「ツヴァイク全集」全19巻みすず書房が刊行(1961年―1965年)された。ビートルズの日本公演が1966年だから、当時の児玉さんは「ひよっこ」・島谷くらいと言うことになる。うーん。慶応ボーイ・島谷になぞらえるには 児玉さんの逸話「東宝オーディション時、水着審査の水着を忘れパンツ一丁で凌いだ。でもなんだかんだで合格。」が頭をよぎって難しいような、いやいや早苗(みね子じゃなくて!)が近くにいたら意地張って島谷でもパンツ一丁になるかも?の 相変わらず連想ゲーム暴走し過ぎのまま、そうだった、「チェスの話」だった。(解説先に読んでいた。。。)と 本文に戻った。
どうしてかな。読んでいて三浦綾子を思い出した。作風が似ているかどうか考える前に 三浦綾子物をすっかり忘れてしまっている今なのに。(二十代前半だったかに集中して読んだ。)そして 次の段階に進学するかしないか、と話題になっている人の事も考えてしまった。ストーリー内容が今読んでいると何だか進学問題のyes・noを黙示しているみたいに思えてきてしまって。。。(またもや、世話焼き親せき〔でもない〕おばさんの気持ちがむくむくわいてしまって。)集中できないから心配するのだと思っていた。しかし、集中してしまうから心配するって言うこともあるのだった。人生選択は難しい。