今もファン増殖「ビートルズ」の謎 ポールが象徴する“その理由”とは(産経新聞) - goo ニュース
自分のクラスを確認し 教室に入った。
知り合いはほとんどいない。
心細かったが
ざわめきの具合から 周りの子も似たような心持ちかなと
ぼんやり考えていた。
スケジュールとスケジュールの間の 待ち時間だった。
♪ Close your eyes
誰かが口ずさみ始めた。
“あ、ビートルズ(…だよね?)。”
♪ and I'll kiss you Tomorrow I'll miss you
声が増えていく。
“すごいな、歌えるんだ。(私は)歌詞が分からないや。。。”
♪ Remember I'll always be true
前の席に座っていた子が おもむろに振り向いた。
「歌える?」 「ううん、歌詞分かんないの。」
And then while―And then while
I'm away―I'm away
その子が ひとフレーズひとフレーズ 教えてくれる。
ひとフレーズひとフレーズ ついていった。
♪ And I'll send all my loving to you
始まったばかり、
すべては始まったばかりだった。
時々に思い出し
思い出し、
そして今
四十年ほども昔のこととなった。