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これどうしようかな・・・どうしようか考えてみます。

「さらば、神よ 科学こそが道を作る」

2020-11-16 | _よむ__

「さらば、神よ 科学こそが道を作る」 リチャード・ドーキンス著 大田直子訳 早川書房 2020.7
原題 Outgrowing god : a beginner's guide の outgrow の説明が、訳者あとがきの中にある。
「outgrowとは、子どもから大人へと成長して何かから卒業することを意味します。」

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「世界を前進させてきたのは神ではなく、いつも科学だっただろう? 神さまはあまりにたくさんいて、とても気ままで、実際のところどんな仕事をしてるのかもよく分からない。未来を歩むための勇気は、科学にもらった方がいいんじゃない? 「自分で判断をできるようになった」全ての人々に贈る、ドーキンスの新たなる科学賛歌。」(出版元の内容紹介より。)

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“しょうせつをよむ あたりのがけはいまだ四面にアルペンルート雪の大谷状態。〔行ったことないけど。〕”な日々は、しょうせつでないモノなら読めるのか?試金石読書続き、とにかく読了。なかなかタイヘン。特に前半。

ウィリアムへ
そして自分で判断できる年齢になったすべての若者たちへ

との献辞に、おもわず「ワタシ、自分デ判断デキル年齢ニナッテルヨネ?」と自問しつつ読んだ。
またも付箋だらけ、と書きたいが 前半(Goodbye God)は 付箋付けると毎ページになりそうな(≒気になったところなのか、分からないところなのか)の感じだったので 途中でやめて、後半(Evolution and beyond)部分からは やはり貼っとこうかなと増え始めた。

そしてその中のいくつか。

前半
○ 第2章 引用されていた言葉。「途方もない主張には途方もない証拠が必要だ」(カール・セーガン)/「途方もない主張の証拠の重さは、そのおかしさに比例しなくてはならない」(〔フランスの数学者〕ラプラス) この2020.11月に読んでいるわけで 世界のトップニュースと併走してしまう。
後半
○ 第8章 「とても小さい変化、ほとんどゼロだが完全にゼロではない小さい変化は、改良である確率がほぼ50パーセントある。突然変異が大きければ大きいほど、動物の行動にマイナス効果をおよぼす可能性が高くなる。大きい突然変異はだめだ。小さい突然変異なら、改良である確率が50パーセントに近づく。」え?ダイエットの話?などと思ってしまうのが 今の私の脳宇宙。
○ 第9章 話の流れでドーキンス七歳時の通信簿(人生初通信簿)の表記が出てくる。「ドーキンスには三段階のスピードしかない。ゆっくり、とてもゆっくり、止まる」 ドーキンス、あなたの初通信簿のことを教えてくれてありがとう。うまく書けないが、心にしみた。
○ 第12章 「現代の物理学者は、私たちの宇宙の歴史のごく初期に何が起きたかについて、かなりよくわかっている。「ごく初期」とは、宇宙の誕生後、最初のほんの一瞬のことである。しかも宇宙の誕生後だけではない。時間そのものの誕生後でもある。「時間の誕生」とは、いったいどういう意味なのか?その前に何があったのか?物理学者によると、私たちには、その質問は許されていない。北極の北は何かと訊くようなものだ(と彼らは言う)。」 でもね、“「百億の昼と千億の夜」のラスト場面” みたいなのが私たちの宇宙だとしたら、質問は許されるかもしれないんですって。誰か質問してみる?

第8章の内容で巻頭の図(写真)を参照するように案内されている部分があって、そこに戻ってみると写真の下には、本文と対応した説明がついている。眺めていると 自分の小学校卒業式の時のような音声となって目の前に現れた。

 

淘汰に何ができたかを考えてみてほしい(一声)
私たちの祖先が魚だったころからの300万世紀で(クラス合同声)
(自然)淘汰に何ができたかを考えてみてほしい(一声)
私たちの祖先が魚だったころからの300万世紀で(クラス合同声)

 

 


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