■大同スラグ問題では、群馬県の廃棄物・リサイクル課が外圧に屈し、有害スラグの撤去作業が全く進んでいません。かわりに舗装で蓋をすればいいとか、周辺の地下水が汚染されていなければいいというふうに、逆にサンパイの有害スラグを残置する方針を推奨する始末です。
そうしたなか、先日、当会事務局に次の情報提供がありました。
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↑渋川スカイランドパークに隣接した小林製工運送名義のサンパイ最終処分場。ここの排水ピットに溜まった滲出水の水質がハンパでないらしい。↑
「スカイランドパーク地面から湧き出た水を汲み取って大同に運んでいる。この水は一見透明だが汚水に間違いない。その水をタンクローリーで大同に運び、大同で処理して利根川に垂れ流しています。処理しているかどうかも疑わしい」
このため、群馬県が主張する周辺の地下水が汚染されている可能性が高いと考えた当会では、次の内容の要請書を群馬県知事に送りました。
*****要請書*****PDF ⇒ qnmv20170522.pdf
2017年5月22日
〒371-8570 前橋市大手町1-1-1
群馬県知事 大澤正明 様
電話番号(代表):027-223-1111
〒371-0801前橋市文京町一丁目15-10
市民オンブズマン群馬
代表 小川 賢
事務局長 鈴木 庸
電話027-224-8567
FAX 027-224-6624
要 請 書
件名:渋川市内のスカイランドパークに隣接する小林製工運送の産業廃棄物最終処分場にある排水ピットの水質検査の必要性
平素より、県民の環境面、保健衛生面でご尽力を賜り厚く御礼申し上げます。
さて先日、当会事務局に次の情報提供がありました。
「スカイランドパーク地面から湧き出た水を汲み取って大同に運んでいる。この水は一見透明だが汚水に間違いない。その水をタンクローリーで大同に運び、大同で処理して利根川に垂れ流しています。処理しているかどうかも疑わしい」
これは、おそらくスカイランドパークの隣にある小林製工運送㈱の処分場から、有害物質を含む水が出て問題となっている件のことだと思われます。
この処分場では、天地返しをして、さらに多くの大同スラグを処分できるようにするため、長期間改修工事が続いていますが、大量のスラグが長年にわたりいい加減に処分されてきたため、かなり掘削してもまだ土中からスラグが出ており、いまだに改修工事が終わっていない様子です。
改修工事中も、有毒スラグから滲出した汚染水が出ているため、大同特殊鋼のタンクローリーで、大同特殊鋼渋川工場に運搬している有様です。
本来は、処分場にきちんと排水処理施設を設置しなければならないはずですが、なぜか大同特殊鋼はこうしたイレギュラーな方法を採用しています。
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↑【写真】2016年5月撮影。スカイランドパーク脇の処分場のピットの汚染水を運んで大同特殊鋼渋川工場に搬入している最中のタンクローリー。↑
この処分場の周辺や下流にはたくさんの住宅が存在しており、水質汚染により、周辺や下流の表流水や地下水の汚染が懸念されます。とりわけ大同特殊鋼渋川工場から長年排出されたスラグが搬入され大量に埋め込まれた処分場であるだけに、滲出水には六価クロムやフッ素などの有害物質が高レベルで含まれている可能性があります。
つきましては、すみやかに、当該処分場にある排水ピットの滲出水の水質の分析を賜りますようお願い申し上げます。
また、このように処分場の滲出水をタンクローリーで運搬して別の施設で処理する方法について、制度上あるいは関係法令に照らして問題はあるのかないのか、あるとすればどのようなことが問題なのか、お調べくださるようお願い申し上げます。
なお、結果については逐次、下記の連絡先にお願いいたします。
記
〒371-0801前橋市文京町一丁目15-10
市民オンブズマン群馬 事務局長 鈴木庸
電話027-224-8567 FAX 027-224-6624
以上
**********
また、同じ内容の要請書を、地元を管轄する渋川保健福祉事務所宛に発送しました。※PDF ⇒ av20170522.pdf
今のところ、群馬県からなんの反応もありませんが、もし何らかの連絡や通知があった場合、皆様にご報告することにしております。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
そうしたなか、先日、当会事務局に次の情報提供がありました。
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↑渋川スカイランドパークに隣接した小林製工運送名義のサンパイ最終処分場。ここの排水ピットに溜まった滲出水の水質がハンパでないらしい。↑
「スカイランドパーク地面から湧き出た水を汲み取って大同に運んでいる。この水は一見透明だが汚水に間違いない。その水をタンクローリーで大同に運び、大同で処理して利根川に垂れ流しています。処理しているかどうかも疑わしい」
このため、群馬県が主張する周辺の地下水が汚染されている可能性が高いと考えた当会では、次の内容の要請書を群馬県知事に送りました。
*****要請書*****PDF ⇒ qnmv20170522.pdf
2017年5月22日
〒371-8570 前橋市大手町1-1-1
群馬県知事 大澤正明 様
電話番号(代表):027-223-1111
〒371-0801前橋市文京町一丁目15-10
市民オンブズマン群馬
代表 小川 賢
事務局長 鈴木 庸
電話027-224-8567
FAX 027-224-6624
要 請 書
件名:渋川市内のスカイランドパークに隣接する小林製工運送の産業廃棄物最終処分場にある排水ピットの水質検査の必要性
平素より、県民の環境面、保健衛生面でご尽力を賜り厚く御礼申し上げます。
さて先日、当会事務局に次の情報提供がありました。
「スカイランドパーク地面から湧き出た水を汲み取って大同に運んでいる。この水は一見透明だが汚水に間違いない。その水をタンクローリーで大同に運び、大同で処理して利根川に垂れ流しています。処理しているかどうかも疑わしい」
これは、おそらくスカイランドパークの隣にある小林製工運送㈱の処分場から、有害物質を含む水が出て問題となっている件のことだと思われます。
この処分場では、天地返しをして、さらに多くの大同スラグを処分できるようにするため、長期間改修工事が続いていますが、大量のスラグが長年にわたりいい加減に処分されてきたため、かなり掘削してもまだ土中からスラグが出ており、いまだに改修工事が終わっていない様子です。
改修工事中も、有毒スラグから滲出した汚染水が出ているため、大同特殊鋼のタンクローリーで、大同特殊鋼渋川工場に運搬している有様です。
本来は、処分場にきちんと排水処理施設を設置しなければならないはずですが、なぜか大同特殊鋼はこうしたイレギュラーな方法を採用しています。
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↑【写真】2016年5月撮影。スカイランドパーク脇の処分場のピットの汚染水を運んで大同特殊鋼渋川工場に搬入している最中のタンクローリー。↑
この処分場の周辺や下流にはたくさんの住宅が存在しており、水質汚染により、周辺や下流の表流水や地下水の汚染が懸念されます。とりわけ大同特殊鋼渋川工場から長年排出されたスラグが搬入され大量に埋め込まれた処分場であるだけに、滲出水には六価クロムやフッ素などの有害物質が高レベルで含まれている可能性があります。
つきましては、すみやかに、当該処分場にある排水ピットの滲出水の水質の分析を賜りますようお願い申し上げます。
また、このように処分場の滲出水をタンクローリーで運搬して別の施設で処理する方法について、制度上あるいは関係法令に照らして問題はあるのかないのか、あるとすればどのようなことが問題なのか、お調べくださるようお願い申し上げます。
なお、結果については逐次、下記の連絡先にお願いいたします。
記
〒371-0801前橋市文京町一丁目15-10
市民オンブズマン群馬 事務局長 鈴木庸
電話027-224-8567 FAX 027-224-6624
以上
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また、同じ内容の要請書を、地元を管轄する渋川保健福祉事務所宛に発送しました。※PDF ⇒ av20170522.pdf
今のところ、群馬県からなんの反応もありませんが、もし何らかの連絡や通知があった場合、皆様にご報告することにしております。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】